出版社内容情報
《内容》 分裂病、躁うつ病などの精神病はいつ、なぜ始まるのか? 「生まれか育ちか」をめぐる長年の謎から、ふたご研究という方法論が登場して60年、ついに大規模な研究が実施された。一方は分裂病を発病しているのにもう一方は正常であるペアを中に、66組の一卵性双生児を、関連分野50数人の研究者が検査・分析。その成果をまとめた、この分野の画期的著作である。
内容説明
1章 双生児研究、その政治と科学;2章 一卵性双生児ははたして本当に同じか?;3章 研究の方法;4章 分裂病はいつ始まるのか?;5章 将来分裂病になる人は子どもの頃から「違っている」のか?;6章 分裂病は脳の構造を変化させるか?;7章 分裂病は脳の機能を変化させるか?;8章 分裂病は人の人格の根本まで変えてしまうのか?;9章 二人とも分裂病の双生児の病状は似ているか?;10章 双極性気分障害の双生児は分裂病双生児といかに違っているか?;11章 三つ子以上の多胎児;12章 双生児研究が語る分裂病の原因
目次
98.2.10