出版社内容情報
クライアントのヨーガへの挑戦。ためらい、恐怖し、混乱しながら気づき、何かが開いていく彼らの経験こそが、この療法の真髄である。
身体を敵ではなく、友とすることからはじめよう!
トラウマをかかえる人へ
臨床医・心理セラピストへ
ヨーガ・インストラクターへ
70年代からトラウマの研究に携わり、臨床医として活動してきたベッセル・A・ヴァン・デア・コークが創設した、米国ボストンのトラウマ・センターで開発された<トラウマ・センシティブ・ヨーガ>を紹介する、実践的な手引書。
ヴァン・デア・コークと、本書の著者であるヨーガ・インストラクターのエマーソンによって、進められた“PTSD治療のためのヨーガと現代科学のコラボレーション”は、「トラウマの刷り込みを克服するためには、身体感覚を味方につけることが不可欠である」という理解の礎となり、トラウマ・センターの有効な治療プログラムの一つとなった。
「トラウマ・センター」について
1983年、米国マサチューセッツ州ボストンに、ベッセル・A・ヴァン・デア・コークによって設立される。主に慢性的・複合的トラウマや、心の傷を負った人たちを治療するクリニックで、トラウマ被害の長期的影響、ニューロ・フィードバックを用いた記憶処理法、EMDR(眼球運動による脱感作および再処理法)、劇を用いたPTSD治療などの幅広い研究を行ない、災害、戦争、虐待、犯罪などのトラウマ被害者への支援方法を開発・実践する世界的拠点となっている。
はじめに (ベッセル・A・ヴァン・デア・コーク)
第1章:身体を取り戻す
第2章:トラウマティック・ストレス
第3章:ヨーガ
第4章:トラウマ・センシティブ・ヨーガ
第5章:トラウマをかかえる人たちへ
第6章:臨床医・セラピストへ
第7章:ヨーガ・インストラクターへ
おわりに
【著者紹介】
D.エマーソン:トラウマ・センターでPTSD患者を対象にしたヒーリングコースのヨーガ・インストラクターを勤める。
内容説明
トラウマを抱える人へ、医療者・心理セラピストへ、ヨーガ・インストラクターへ、PTSD治療の経験から導き出された(トラウマ・センシティブ・ヨーガ)のマインドフルな実践を紹介する。
目次
第1章 体を取り戻す
第2章 トラウマティック・ストレス
第3章 ヨーガ
第4章 トラウマ・センシティブ・ヨーガ
第5章 トラウマを抱える皆さんへ
第6章 医療者、心理セラピストの皆さんへ
第7章 ヨーガ教師の皆さんへ
著者等紹介
エマーソン,デイヴィッド[エマーソン,デイヴィッド][Emerson,David]
米国マサチューセッツ州にあるトラウマ・センターのヨーガ部門長。公認ヨーガ教師。2003年からセンター創立者のベッセル・A・ヴァン・デア・コークとともに、ヨーガ・プログラムを開発。現在、センターのヨーガ教師や療法者に、“トラウマ・ゼンシティブ・ヨーガ”をクライエントに提供する訓練を指導している
ホッパー,エリザベス[ホッパー,エリザベス][Hopper,Elizabeth]
心理学博士。トラウマ療法を専門とする臨床心理士として長年、取り組みを行なってきた。トラウマ・センターのスーパーバイザーで、研修部門副部長。PTSDに対する新しい医療を国内に普及させるための療法指導・研修にも当たっている
伊藤久子[イトウヒサコ]
翻訳家。1948年生まれ。大阪外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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M.O.
出世八五郎
J.T.
木麻黄
ひろか