出版社内容情報
2005年掲載
JAMIC JOURNAL4月号、Pen7/1号
内容説明
英語は苦手、性格は気弱、勤務先は難しい患者が集まる州立病院…在米17年、もがきながらも大真面目に考えたアメリカのこと、日本のこと。
目次
精神病院から見たアメリカ
思春期病棟というという試練
アメリカ人だって対人恐怖になる
当世くすり事情
不安発作がすごく多い
精神科医、このやっかいなもの
汝、怒るなかれ
性的倒錯の不思議について
やはりヘンだ、日本の父親
母親という名のブラックホール
精神分析に幸あれ!
私のア・メ・リ・カ
著者等紹介
岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
精神科医・精神分析家。1956年、千葉県生まれ。東京大学医学部卒。医学博士。1987年に渡米し、主にカンサス州立病院に勤務した。2004年、帰国。現在、一陽会陽和病院、聖路加国際病院、南青山心理相談室(北山研究所)に勤務
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感想・レビュー
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tokotoko
23
「気弱な」「奮闘」っていう言葉にピンッ!ときて借りました。お医者さんみたいに賢い人でも本当に奮闘・・・するのかなぁ?って疑いの目で読んでたけれど、このお医者さん、かなり正直にカッコ悪い部分、書いてくれてます。本で慰められたりも・・・するそうです。思春期、対人恐怖、不安、怒り、父親、母親など、身近なテーマを、岡野氏の失敗体験もおりまぜて語ってくれてるので、素直な気持ちで読めました。ちょっと難しい人を相手にすることが多いので、勉強にもなりました。最後に気づきました。「私は、ワガママだな」って。気をつけます。2014/05/10
甲斐小泉
1
日米の精神科医療の違いが分かります。2010/01/11