拒食症・過食症を対人関係療法で治す

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拒食症・過食症を対人関係療法で治す

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314010337
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0011

出版社内容情報

過食嘔吐はがまんしなくていい。
「すぐに」「完璧に」治そうとするから治らない。
日本では数少ない摂食障害(拒食症と過食症)の専門医が教える「新しい常識」。多くの誤解と偏見を正し、患者とその家族に治療のための正しい知識を提供する。
併せて、親や配偶者などの「身近な他者」との対人関係を改善することでうつ病や摂食障害の治療に効果をあげ、欧米では標準的な治療法である「対人関係治療法」を紹介。

☆本文より☆
「私はちゃんと元どおりになるのでしょうか」という質問をする患者さんに、私はよく「せっかく病気になったのに、元どおりになったら、病気になっただけ損です。元のやり方では辛かったから病気になったのですから、治るときにはもっと楽に生きられるようになっているようにしましょう」と言います。病気になったことには意味があります。まさに、対人関係を楽にするチャンスを与えられたのです。

★担当編集者より★
「対人関係療法」とは、数多くの臨床試験でうつ病や摂食障害への治療効果が検証されているユニークな治療法で、著者は日本での第一人者です。病気の背後にある生きづらさや家族関係の問題を見ないで、表面的な症状だけを抑えても治らない。摂食障害になったことをむしろ生かして、人生の質を高めてほしい、と著者は言います。
本書は、大学病院や患者団体などの紹介で、全国から患者の集まる専門医である著者が、「わがまま病」「母親のせい」といった多くの誤解や偏見を正し、患者さんと家族に向けて「治す」ための正しい知識と、対人関係療法による治療の実際を、わかりやすく語っています。


第1章 回復を妨げてきた「常識」

内容説明

過食嘔吐はがまんしなくていい、「すぐに」「完璧に」治そうとするから治らない。治療をつうじて人間関係を楽にする―専門医が教える摂食障害の「新しい常識」。

目次

第1章 回復を妨げてきた「常識」
第2章 摂食障害とはどんな病気か
第3章 病気を作る「性格」
第4章 過食のメカニズム
第5章 拒食のメカニズム
第6章 摂食障害の治療に必要な考え方
第7章 家族にできること
第8章 対人関係療法―摂食障害を本質的に治療する
第9章 摂食障害が「治る」ということ

著者等紹介

水島広子[ミズシマヒロコ]
1968年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了(医学博士)。摂食障害をはじめとする思春期前後の問題や家族の病理、漢方医学が専門。現在、対人関係療法専門クリニックである「水島広子こころの健康クリニック」院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)。前衆議院議員。日本における「対人関係療法」の第一人者として臨床に応用するとともに普及啓発に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

*

18
摂食障害に限らず、精神的に辛い状況を変えるためのヒントを授けてくれる一冊。家族や周囲の人が取るべき対応についても書かれている(いかに粘り強く継続していくか、についてもっと書いてあればなおよかったが...)。メンタル面の歯車が狂うのは一瞬で、でも元に戻していくことは本当に根気の要る作業だと改めて思った▼対人関係療法もゴールが見えづらいように思えるし、結局のところ「特効薬」はないんだなと。2019/01/18

おさと

9
諸事情から再読。だいぶ元気になった&生き方が変わったからこそ見えてくる何かにたくさん気がついた。自分が病気、もしくは身近な人が病気、じゃないとなかなか手に取らないとは思うけれども、病気についても関わり方についても、またそれが起こる背景であるジェンダーの問題についてもわかりやすく書いてあるので、もし気になったらぜひ手にとってもらいたい一冊。2016/06/25

きなこ

5
摂食障害になる理由はさまざまあって、これが全てではないのだろうけど、この本に書かれていることは、すごく納得してしまった。いろいろな人がこの病気について語っているのを見るけど、こんなに説得力あるのは見たことない。2023/03/19

いとう

4
過食症には痩せたい病理が、拒食症には太りたくない不安がある。 性格について、クロニンジャーの7因子モデル、1冒険好き(新規性追求)、2心配性(損害回避)、3人情家(報酬依存)、4粘り強さ(固執)は遺伝的要素が強いので変えにくい。5自尊心(自己志向)、6協調性(協調)、7精神性(自己超越)は環境・経験要因、主に育てられ方との関係が強い。過食症は1、2が高いので、ダイエットに興味を持ち、効果が出ないと自責を募らせる。結果自尊心は低下し、発散手段の過食を亢進させる。なお、ダイエットをしても過食症にならない人は→2026/10/21

逆丸カツハ

4
ジェンダーの問題に触れていて、根本の問題は確かにそこだなぁと思った。対人関係療法の対話法はすごいし、日常生活に何らかの形で取り入れたいなと思うが、批判や問題点はあるのだろうか。2021/05/11

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