出版社内容情報
ありのままの私でいられるコミュニケーション法
気持ちがうまく伝わらない時、私たちはついこう思ってしまいがち―「なんでわかってくれないの!」。でも、そんなすれ違いが起こるのは、自分が本当はどうしたいのかがわかっていないからだと著者は言う。日常の具体例を引きながら、平易かつ丁寧な語り口で、自分自身と向き合いつつ相手ともうまくやっていく、4つのステップのコミュニケーション法を提案する。
2004年掲載 ダ・ヴィンチ11月号、TVステーション1月号
*****************************
フランスで12万部のベストセラーになった本
*****************************
本書はコミュニケーションの技術について書いた本ではありません。
特に「相手を思いどおりに動かすにはどうすればよいか」
などという本とはまったく正反対のことが書かれています。
ええ、この本にはもっと大切なこと、
自分や相手と関わる時についわすれがちなこと
つまり、 <自分を大切にし、相手も大切にするにはどうすればよいか>
ということが書かれているのです。
そして、それこそが 「なんでわかってくれないの!」 と思った時に、
もしかしたらあなたが忘れていることなのです。
(「監訳者まえがき」より)
サン=テグジュペリの「星の王子さま」のような優しさとセンスあふれるこの本で、
皆さんにもきっと、自分自身でいることをやめなくても相手と出会うことはできるのだ
ということ思い出させてくれるでしょう。
(ギイ・コルノー 「推薦のことば」より)
*****************************
プロローグ
コミュニケーションが暴力的になっていませんか?
コミュニケーションを上手に行うための二つの方法
仮面を捨てて、本当の自分になろう
いざ実践を!
第1章 自分の気持ちを切り捨ててはいませんか?
自分のことを表現できない
何があなたを押さえつけているのか
1 頭(悪い働き)
レッテル貼り
先入観
二元論的分類
責任逃れの論理
2 感情
感情よりも頭で考えたことを大切にしてしまう
感情を言葉にする
内面を言い表すことの難しさ
感情は私たちの心が満たされているかどうかを教えてくれる
3 欲求
まずは自分の欲求に耳を傾ける
自分の欲求を切り捨てたツケ
自分の欲求を知ることの意味
自分の欲求に気づくのは難しい
欲求の二つの特徴
わかってもらえないと思ったら・・・
4 要求
コミュニケーションの四つの要素
四つのまとめ
・・・
第2章 四つのステップ―幸せなコミュニケーションのために
誰にでも感情や欲求はある
本当の幸せとそれを邪魔するもの
ステップ1 観察--事実を解釈したり評価を加えたりせずに受けとめる
ステップ2 感情--事実を解釈したり評価を加えたりせずに感じる
ステップ3 欲求--自分の欲求をしっかり認識する
ステップ4 要求--具体的、現実的、建設的で、相手と話し合うことが可能な要求をする
第3章 相手の気持ちがわからないときは…
コミュニケーションとはメッセージを伝え、受けとること
受信するということは共感するということ
受信することの難しさ
第4章 心の井戸に降りてゆく
コミュニケーションの美しいダンス
人間関係の手入れをする
会話の場を作る
第5章 ありのままの自分でいるということ
私たちはどうしてありのままの自分でいることができないのか?
いい人になるのはやめて、自分に正直になろう!
ありのままの自分でいるためにはどうすればいいのか?
第6章 心に強制はいらない
<しなければならない>ことは本当にあるのか?
防波堤かブイか?
人生の意義を知る
教育とは強制することか?
第7章 いますぐにできること
一日三回、三分間
ただ自分の心に耳を傾ける時間を作ってください
感謝の気持ちを持つ
ともに生きるという意識を持つ
エピローグ
暴力は生まれつきのものではない
暴力は古い習慣
心の手入れを
内容説明
コミュニケーションはこんなにもうまくいく!たった4つのステップで夫婦・親子・恋人同士など幸せな人間関係を呼ぶ、心の習慣。
目次
第1章 自分の気持ちを切り捨ててはいませんか?
第2章 四つのステップ―幸せなコミュニケーションのために
第3章 相手の気持ちがわからないときは…
第4章 心の井戸に降りてゆく
第5章 ありのままの自分でいるということ
第6章 心に強制はいらない
第7章 いますぐにできること
著者等紹介
ダンサンブール,トーマ[ダンサンブール,トーマ][d’Ansembourg,Thomas]
ベルギーのブリュッセルで弁護士として働くなかで、アルコールやドラッグなどの問題を抱える青少年の心のケアにたずさわるようになる。その後、心理学的なアプローチも学び、1995年からは、ベルギーをはじめ、フランス、ルクセンブルク、カナダ(ケベック)などで講演やセミナーを行うかたわら、コミュニケーションの問題に悩む人たちへのカウンセリング活動に従事している
高野優[タカノユウ]
早稲田大学政治経済学部卒業。フランス語翻訳家
野沢真理子[ノザワマリコ]
早稲田大学第一文学部卒業(在学中1年間、パリ第四大学留学)。フランス語翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
Mika Otomo
なつん
Megumi Yamamoto
きたむ