二見時代小説文庫<br> 走れ、千吉 - 小料理のどか屋 人情帖18

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二見時代小説文庫
走れ、千吉 - 小料理のどか屋 人情帖18

  • 著者名:倉阪鬼一郎
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2017/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576161631

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内容説明

夜中に宿の床を出た客、思い詰めた顔で大川へ。
気づいた千吉が追う!

死にそこなった素人落語家浅草亭夢松は元乾物屋の主。身投げ騒動の続く大川端に「動く自身番」の旨い物屋台を出さないかと誘われて…。

元大和梨川藩の磯貝徳右衛門は侍を捨て、料理人時吉となった。女房おちよと旅籠付き小料理のどか屋を開き人気を博している。そんなのどか屋に素人落語家で元乾物屋主の元松が宿をとった。夜ふけて元松は起きだし、思い詰めた顔で大川に向かった。これに気づいた、のどか屋の一人息子千吉は後を追う。不自由な左足で必死に走る。噺家のおじちゃんが死んじゃう。

《本書に登場する小料理》
・加丹生煮(かにぶに)蟹と蕪 ・蛤の酒蒸し
・寒鮃の竜皮昆布巻き ・牡蠣飯 ・牡蠣の浅草揚げ
・昆布の寿揚げ ・鯛の雪化粧蒸し ・細魚の糸造り
・牡蠣大根鍋 ・寒鰤の照り焼き

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はにこ

21
完全にこのシリーズの主人公が千ちゃんになってきている。足が不自由だった千ちゃんが家族も仕事も失った元松を救う。のどか屋やのどか屋にゆかりのある人々に助けられて再生していく姿がとても良かった。足が不自由でも前向きに成長し続ける千ちゃんも偉い。翁蕎麦がめちゃくちゃ食べたい気分。2020/08/23

ううち

15
第18弾。お友達もできたようだし、包丁さばきも頑張っている千吉の成長が嬉しい。可愛い盛りです。2017/12/01

ざるめ

12
豆腐飯と千ちゃんの成長が楽しみなこのシリーズ(^^)♪今回はその千ちゃんが大活躍!生まれつき足の悪かった千ちゃんが走れるように(^o^)そして命を救うo(^o^)oその救われた人がさらに別の命を救う!本当に千ちゃんよくやったぞ(゜∇^d)!!2017/05/22

まはな

11
(図書館)シリーズも長くなり特別大きなことはないけれど千吉が成長しているのが楽しみになってきた。祖母感覚で読める。人が去っていきいつかご隠居さんも去っていくかと思うとちょっと胸が痛い。人情話なのでありきたりだったりする面も多々あるけれど千吉がどのくらい成長してくのか楽しみではあります。2017/01/10

ミド

9
歩けるようになるかどうかと危ぶまれた千吉が走れるようになるなんて。身投げしようとしているお客さんの後を追って走る千吉にぐっとくる。10才かそこらで失った娘を思い出しながら落語をする所とか、年を取って泣きポイントが変わったなあと思う。2019/07/12

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