内容説明
結城紬の里に出現した、もう一つののどか屋!
背後に訳ありの「大殿」
時吉は、野田の醤油醸造元へ息子千吉を連れて出張料理。
桜満開の土手で極楽花見重。
足を延ばして結城へ行くと店から豆腐飯のいい香り…。
時吉とおちよの旅籠付き小料理のどか屋に、結城の紬問屋の主従と称する二人連れが泊まった。なにやら商人らしからぬ二人は、のどか屋名物の豆腐飯の朝膳に「大旦那さまも、さぞやお気に召すだろう」といって、身支度をして帰っていった。桜の季節、時吉は野田の醤油醸造元から招かれ、息子千吉を連れて出張料理に出かけた。その折、足を延ばした結城で…。
《本書に登場する小料理》
・江戸焼き飯 ・桜海老のかき揚げ ・筍膳
・高野豆腐のふわたまがけ ・天保の『天』寿司
・牡蠣の時雨煮 ・豆腐飯 ・極楽花見重
・平目の梅肉漬け ・鰻の佃煮 ・鱚の揚げ煮
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たんぽぽ
19
昭和の時代劇のような安定のマンネリ(笑) 千ちゃんの成長が見えて今後が楽しみ。 お花見弁当、私も食べたい。2016/06/25
ううち
9
第16弾。飛ばして読んでしまっていたのがようやく繋がる。父子2人で野田(千葉かな?)への旅。駕籠で行く場合、料金はどれくらい掛かるものなのか。千吉の脚にかすかな希望が。2018/04/09
ざるめ
9
今回は千ちゃん大冒険!(^o^)のどか屋に泊まった醤油醸造元の主従の縁で、野田に行く事に♪同じく泊まっていた結城の紬問屋主従は何やらあやしい(-_-;)しかし野田から足を伸ばした先の結城で意外な事実が‼その事実にしんみり(--、)帰りの千ちゃん大活躍の大捕物もドキドキした(゜゜;)最後は仔猫も増え、いよいよ寺子屋に通いだそうとする千ちゃんの成長にほっこり(*´-`)2016/07/08
はにこ
8
今回も様々な出会いと別れがあったが、今回は死別じゃなくて良かった。当時は電車も飛行機もないから、遠くに行くことが永遠の別れになることも多かったと思う。出会いと別れを繰り返しながら千ちゃんも成長していくのだろう。千吉焼き、想像するだけでも可愛らしいのが分かる!2020/07/31
ミド
7
千吉も寺子屋に通うくらい成長したのね。捕物のきっかけにもなったりして、さすが時吉の血をひいているだけある。将来は料理人になりたいというのもかわいらしい。このままひねくれずに育ってほしい。2019/02/21
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