内容説明
半鐘が鳴る。火事だ!
お助け屋台の粥が、人と人の心をつなぐ。
またしても襲いきた災禍…。
のどか屋に集まる人びとは炊き出しに、人探しに奔走。
助け合い、励まし合って、人情の町、江戸は負けず!
日の本のほうぼうで仏像を盗み出した悪党を捕らえるため黒四組の面々が活躍。はたして、みごと一件落者となるか……。
そして、程なく小石川から上がった火の手は日本橋から江戸橋へと帯となって広がっているという。命からがら逃げ出してきた者は、一夜の宿を求めて横山町にもやってきた。のどか屋では千吉を中心に炊き出しの屋台で人々に粥を振る舞うことに……。
――本書登場の小料理――
「鰹の手捏ね寿司膳」
鰹を醤油2、味醂1の割合のタレに漬ける。
程よく漬け込んだら、半量の鰹は身を崩さないように酢飯に混ぜ込み、残りを酢飯の上に並べ、青紫蘇、千切りにした生姜、炒った白胡麻などの薬味と合わせて食す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
49
大きな犯罪は無かったけど、度重なる火事。のどか屋は無事で何より。そこでただ安心するだけじゃなくて炊き出ししたり、焼け出された人を泊めたりと頭が下がる。千吉は次は旅にでるようだね。江戸のものを広め、新たなものを吸収してきてくれることでしょう。お運びガールが代わりすぎてもはや過去の子は覚えていないけど、今回でおてるになったことを書いておこう。2025/01/14
なお
12
長く読んでいるシリーズ。いつの間にやらもう42巻。お助け屋台、大活躍。2024/11/13
陽ちゃん
7
また火事!?とドキドキしながら読み始めましたが、どうやら今回はのどか屋が焼け出されることはなかったようで、少しほっとしました。ただ、焼け出された人々はいるわけで、のどか屋2代目の千吉を中心に炊き出しをすることにしますが、その縁で、新たな縁が結ばれたりと、のどか屋の周りは一段と賑やかに。もちろん、猫たちの存在もこのシリーズの魅力です。2024/12/17
kmzwrs5781
3
被災者へお助け屋台で救いの手を。千吉の新たな修行の旅が始まりそうな予感も。2024/12/05
goodchoice
1
火事がでてきて、すわっ、またかと心配したが、のどか屋には影響がなくホッとした。このシリーズもこれで42冊目となるが、千吉がこれから旅にでるようなので、まだまだしばらく続きそうだ。2024/12/03
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