二見時代小説文庫<br> 兄さんの味 - 小料理のどか屋 人情帖23

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二見時代小説文庫
兄さんの味 - 小料理のどか屋 人情帖23

  • 著者名:倉阪鬼一郎
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2019/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576180939

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内容説明

息子千吉が兄とも慕う修業先の兄弟子の身に思いがけぬ出来事が…

十歳になった跡取り息子は、浅草の祖父の長吉屋で修業。
大好きな兄弟子の益吉は、潮来から来た若き料理人。
故郷に店を出す夢が突然…

旅籠付き小料理のどか屋の跡取り息子・千吉は満で十、数えで十二歳。祖父の長吉が営む浅草の名店長吉屋へ修業に入ることになった。長吉屋へは関八州から料理人を志す者が修業にやってくる。長屋は三人で一部屋、兄弟子の一人は潮来から来た二十一歳の益吉、もう一人は房州館山の出で十五歳の信吉。いちばん年若の千吉の修業が始まった……。

《本書に登場する小料理》
・栗ごはん ・秋刀魚の蒲焼き ・鰈のみぞれ煮 ・焼き柿
・大根牡蠣鍋 ・大豆飯 ・鰤大根 ・鯛茶 ・蛸の酒ゆすぎ
・鮟鱇のどぶ鍋 ・呉汁の蕎麦水団汁 ・風呂吹き大根 ・筍穂先焼き

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はにこ

27
千吉がいよいよ修行に。優しい兄弟子に囲まれながら伸び伸びするのかと思いきや、悲しい出来事が。。まだ10歳だし乗り切るのは辛いよね。長吉は義理の息子に甘えまくりだなぁ。。もうお年なのかもねぇ。隠居するのも良いかもよ。千吉に弟弟子もできて一人っ子だから兄や弟が出来たみたいでまた成長できそうだね!2020/11/09

たんぽぽ

18
安定の時代劇ですが、今回はちと辛い。 若い人が亡くなるのはね、当時としては珍しいことではなかったのだということは理解できますが、親の気持ちを思うと涙。2018/07/17

16
いい事はみんなで笑って、悪い事はみんなで乗り越える。人間の美しい部分を味わいました2018/11/23

ざるめ

11
千ちゃんが料理修行のため、じいちゃんの店へ(^o^)兄弟子もいい人ばかりだし、早くも賄いを作らせてもらえて順風満帆( v^-゜)♪とここまでは良かったんだけど、可愛がってもらっていた兄弟子の益吉が亡くなってからは涙が止まらない(T-T)それでも皆、辛い事を乗り越え、明るく生きていく姿にまた涙(>_<。)2018/12/28

まはな

11
(図書館)マンネリの中にも千吉の成長が楽しみになる展開でした。 終わっていく人と始まっていく人。 それが交差していく過程かな。 まだまだ簡単に人が死んでいく時代。 できるだけ健やかに成長してほしい。2018/08/01

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