内容説明
味比べで時吉と闘った、女料理人と童の小店に、地攻め屋の悪辣な脅迫!
品川の「紅葉屋」九つの息子、「おいらは紅葉屋を継ぐ……」。
母と子の願いを叶えるべく、父時吉は捕物への助っ人で、伜千吉は“勘働き”で協力。
旅籠付き小料理のどか屋のあるじ時吉は、十年ほど前、江戸で一番の料理人を決める「味くらべ」に出たことがある。その折に闘った若き女料理人がその後、品川で夫と田楽と蒲焼きの見世「紅葉屋」を出し人気となった。だが夫が病で亡くなり、幼い童と二人、悪辣な地攻め屋に立ち退きを迫られている。縁あって、お上の「黒四組」から秘かに十手を預かっている時吉と息子の千吉は……。
*本書に登場する小料理
・帆立ての時雨煮 ・焼き茄子の煮浸し ・鯵の焼き霜造り
・蛸飯 ・黄金蓮根 ・蛸の小倉煮 ・岩魚の魚田
・鮑と胡瓜の辛し酢 ・鯛の納豆焼き ・豆腐の蒲焼き
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
40
千吉が大人になったような子供っぽいような雰囲気だけれど、親目線だとこういう感じなのかも。十手を預かったということはこれからの物語は捕物帳方向に進むのだろうか…2019/12/12
雅
31
どんな事があってもみんなで支え合い解決していくキレイなお話し。千吉の成長速度が速すぎる気がするけど、これでいいのかな⁉️2019/11/01
はにこ
20
ゆっくりこのシリーズを読んでいるので、最初の方を忘れている。味くらべがあったのは覚えているけど、この女料理人は忘れていた。地上屋に店を取られた紅葉屋だったけど、新たな道ができて良かった。長吉が帰って来たけど、また尻拭いを時吉にさせないでね。2020/12/21
ざるめ
14
今回は地攻め屋だ(>_<)でも一件落着した後は嬉しい事が続いて、これぞ「のどか屋」という雰囲気に(*´∀`)♪お上の黒四組から十手も預り、ますます忙しくなりそう(^^;)と思ったけれど、これまでもお手伝いしていたから一緒か?(^_^;)2020/06/26
nyanlay
9
長吉大師匠が戻って来て、元のサヤに戻ると思いつつ、交代制の花板になるとわ…。他の読者さんも腑に落ちないようで同感です。いや、お登勢さんに店を持たせるのは何となく判ってたけど。長吉の元の先輩弟子の気持ち考えると、あまりにも高待遇過ぎないですかね。とか何とか書き連ねているけど、続編出たら、読んじゃうんだろうなぁ。2019/10/16
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