内容説明
のどか屋の看板猫が、江戸を護る猫地蔵に!
意外、これも御利益?
生まれ変わって、おいで! そんな願いが叶ったような不思議なことが重なって…。
旅籠付き小料理のどか屋に人情あふれる話が舞いこむ。
もと侍の料理人時吉と女房おちよ、息子千吉の旅籠付き小料理のどか屋の看板猫のどかが永眠。誰いうともなく祠と石の猫地蔵が祀られ、お参りの人も増えてきた。出会いがあれば、どうしったて別れも……。生まれ変わって、またここへ!そんな願いが叶ったような不思議なことが重なって、のどか屋に人情あふれる話が舞いこむようになった。
《本書に登場する小料理》
・江戸玉子 ・風呂吹き大根 ・人参の葉のかき揚げ
・高野豆腐と若布の煮物 ・海老の鬼殻焼き ・牡蠣のもろみ漬け
・蛸の酢味噌和え ・揚げ茄子 ・玉子粥
・鰤大根 ・蒟蒻の狸汁 ・豆腐飯
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
43
タイトル通り猫猫しい巻。猫好きには楽しいような悲しいような…2019/11/21
たんぽぽ
19
あどけなかった千吉が成長して、もうすぐ修行に出る、のどかが大往生。時の流れのはやさに驚く。 2代目のどかとともに、明るい明日がくるといいなぁ。 人生の最後に何が食べたいのか?と考えるおちよがいい。「ああ、この世に生まれて、気張って生きてきてよかった」としみじみ感じてから箸をおきたい。そうだね、気張って生きないとね。 まだまだ、のどか屋は続きそうだ。2018/06/02
はにこ
17
ずっと看板猫だったのどかが虹の橋を渡る。のどかを祀る祠を縁のある人々に作ってもらう。千吉はいよいよ修行へ。猫カフェ(猫屋)って江戸時代からあったのかなぁ。今よりもっと野良猫もいただろうし、あんまり儲からなさそう。のどかの生まれ変わりが現れるというちょっとファンタジーな設定。うーん。私なら新しい猫を迎えたら、その猫の個性を愛してあげるけどなぁ。オモチャじゃないから代わりはいないのです。2020/10/23
ううち
14
第22弾。猫多め。千吉も大人びてきて、そろそろ修行か。気付くと2〜3冊新しいのが出てる。2019/07/18
ざるめ
12
いきなり看板猫のどかが逝ってしまう悲しい話から始まる(ToT)火事場での炊き出し、盗まれた仏像を千ちゃんが見つけて、かわら版に載るなど心が元気になる話もあるけれど、猫カフェの話にしんみりとする(._.)別の本でも最近読んだけれど、虹の橋と毛皮を着替えて舞い戻る話はアカン(--、)2018/12/20
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