内容説明
『豆腐百珍』の後追いで早指南本を出そうと版元がのどか屋へ……。
刀を包丁に持ち替えたとき時吉が禄を食んだ大和梨川藩の若き藩主が初めて江戸へ。
折しも「ご案内の辰」なる賊による拐かしが続出し……。
のどか屋の時吉がかつて禄を食んでいた大和梨川藩の殿さまが初めて江戸へ。先々代の殿の病床に「江戸の味」を届けに行った縁もあり、新任の殿さまは興味津々。早速、お忍びで、のどか屋へ……。折しも江戸では「ご案内の辰」 なる賊が身代金目当てに大店の隠居を拐かすべく、いいところへ御案内しますと駕籠をすすめて……。江戸見物に出かけた、お忍びの殿さまが狙われた。
本書に登場する小料理
・鯖と椎茸の挟み焼 ・牡蠣大根鍋 ・鯛の塩釜 ・蓮根の甘酢漬け
・だし巻き玉子 ・牡蠣飯 ・生麩の煮物 ・煮奴 ・蛸飯
・餡かけ揚げ蕎麦 ・里芋の田楽 ・焼き柿 ・甘藷飴煮
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
30
クセ強藩主登場でにぎやか!色々危ういところもあったけど良い方ねぇ。また出城して下され。今で言う、料理本や地球の歩き方的なものを作っているのが興味深い。昔からあったんだなぁ。久しぶりのこのシリーズ、楽しめた。2021/12/16
ざるめ
10
今回は江戸へ来たばかりの大和梨川藩の殿様がお忍びで度々のどか屋へ(^^)拐かしに狙われたりと大騒ぎだったけれど、にぎやかで楽しそう♪料理の早指南が出たら絶対欲しい!2021/12/13
グラスホッパー
9
千吉やみんなにあえるだけで、満足できる。江戸時代の料理や文化が楽しい。2022/08/31
ミド
7
お殿様がまさに物語に出てくる典型的なお殿様だった。こんなに世間知らずで大丈夫なのか。周りもへりくだり持ち上げているけれど、殿が来る日に時吉が長吉屋を抜けられないから息子の千吉ひとりにまかすとか、結構扱いは適当。タイトルの早指南はクックパッドみたいなもの。完成は次回に持ち越し。2021/11/01
なお
5
大和のお殿様が登場。いい味出してる。周りに使える人は大変だろうけど笑 千吉がメインになってきている、そんなのどか屋は今日も平和です。2021/03/28
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