二見時代小説文庫<br> ほっこり宿 - 小料理のどか屋 人情帖13

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二見時代小説文庫
ほっこり宿 - 小料理のどか屋 人情帖13

  • 著者名:倉阪鬼一郎
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2016/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576150284

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内容説明

江戸で唯一、初めての旅籠付き小料理屋! 新たなる挑戦が始まる。

大火で焼失したのどか屋の思いもよらぬ再建策――!
辛い坂道で後ろから荷を押してくれるような料理屋の宿に、訳ありの家族客が…。

侍を捨て江戸に出て料理人となった時吉と女房のおちよの岩本町の小料理のどか屋は、大火で焼け落ちた。紆余曲折があり、さまざまな人の助けも得て、のどか屋は横山町に旅籠付きの小料理屋として再開することになった。辛い坂道で後ろから荷を押してくれるような料理が評判の「ほっこり宿」に安房の館山から来たという、なにやら訳ありの三人の親子連れが草鞋をぬいだが……。

******今回登場するお料理******
◎砂金(さきん)寿司 ◎豆腐飯 ◎鰯の蒲焼き
◎枝豆のかき揚げ ◎鮎の胡椒酒焼き
◎蛤寿司 ◎小竹葉豆腐 ◎かくや丼
◎穴子の八幡巻き ◎鰹のいぶし造り
◎夕鯵なめろう ◎鱸の蓼味噌焼き
*********************

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ううち

18
旅籠付き小料理屋の商いはなかなか大変そうですが、まずまずの滑り出しでしょうか。相変わらず美味しそうなお料理がテンポよくたくさん出てきます。深川の『やぶ浪』がチラッと出てきて嬉しくなりました。同時期だったのですねぇ。2015/10/07

izw

14
のどか屋が旅籠付き小料理屋として横山に再開した。新しい土地で人も入れ換わり、これからの新しい展開に向けての地ならしの巻といえる。マンネリ感はあるが、もうしばらくは楽しめることを期待したい。2015/04/04

ざるめ

10
火事で焼けた「小料理のどか屋」の跡地を「細工寿司とおにぎりの小菊」へ譲り、別の場所に旅籠つき小料理「ほっこり宿のどか屋」として再出発!(^^)今回ものどか屋で働いてもらう人の面接、訳ありのお客様などいろいろあるけれど、傲ること無く生真面目に生きていれば全て良い方へ(^^)v2015/10/01

はにこ

9
おそめ、おしん、おけいの三人を迎え、ほっこり宿がスタート。出だしも上々でお客様も様々。千ちゃんも言葉が達者になって可愛らしい。末吉は長吉屋に弟子入り。さらに賑やかになったのどか屋ファミリー。続編でもほっこりしたい。2020/07/07

ミド

8
無事に旅籠付き小料理屋が開店。従業員関連でトラブルが起きそうなところを回避したのも良かった。このシリーズに不幸はいらない。求めているのは「ほっこり」なので。登場人物が増えたのはいいけれど、女性の名前が、おちよ、おけい、おそめ、おしん、おやえ……誰が誰だか混乱してきた。2018/11/24

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