Q.E.D.―証明終了―(36)

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Q.E.D.―証明終了―(36)

  • 著者名:加藤元浩【著】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 講談社(2015/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063712452

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内容説明

●理論物理学の権威・黒金(くろがね)が首を吊る。続いて黒金の一番弟子の志田(しだ)も狙われ、黒金に大学を追い出された烏丸(からすま)が疑われる。謎を解く鍵=「静止する矢」のパラドックスとは!? ●銀行家・ロスフェラーに、4人の子供の誰を後継ぎにすべきか判断してほしいと頼まれた燈馬(とうま)は、エーゲ海の別荘へ。電気、ガス、水道が止まり、さらに事故が!? 天才少年・燈馬が難事件の真相を華麗に証明!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六畳リエ

8
天才高校生によるロジカル推理漫画。矢のトリックはなぁ、もっと失敗の痕があればよかった。重力子については初めて知りました。物語の鍵はゼノンの「制止する矢」のパラドックス。ああ、微分ってこういうこと。さすが数学の話で右に出るものはいない。ためになるなぁ。孤島での後継者争いも、古き良き推理小説のようで良かったです。「試した」のではなくて「知りたかった」のか。その後、彼が子供たちに対してどうしたのかも気になりますね。2010/06/22

ムーミン2号

7
「黒金邸殺人事件」(マガジン・イーノ 2010.3)は、自殺したと思われた大学教授だが、実は・・・という話。殺人が更に加わり、余計分からなくなりそうなところを燈馬くんが解決する。ヒントの一つは「静止する矢」のパラドックス。飛んでいる矢の一瞬を切り取ってもその矢は静止していない。この瞬間の動きをみるのが微分だって(初めて微分の意味を知った)。 「クリスマス・プレゼント」(同 2010.5)は、銀行家の後継者にふさわしくない人物の判定に燈馬が駆り出される話。ま、そんな人物はイヤだわなぁ。近くにいてほしくない。2019/12/24

十六夜(いざよい)

6
「黒金邸殺人事件」数学者が首を吊った。自殺他殺の捜査中に次の殺人が…。動機も微妙ならトリックも微妙。あんなにうまい事いくもんかな〜という印象でした。烏丸さんは割と好き。「Q&A」孤島で四人兄妹の品定めをする事になった燈馬。まさか燈馬が主犯で動いていたとは。口ばかりでなに一つしなかった長男…あぁいうタイプ、職場に必ず一人は居るね。2013/11/30

あきら

5
中間管理職の苦悩。「私も疲れたんだ。そろそろ見返りをもらってもいいだろ?」余りに人間的な動機で哀しくなった。人間は組織の中で生きている。ひとりでは頑張るのにも限界がある。同じ志を持ち理解できる人間がひとりでも傍にいれば、こんな事件は起こらなかっただろうに。2010/06/19

コリエル

4
一つ目の黒金邸殺人事件は無茶トリックエピソードとしてけっこう有名なやつだ。話自体はビターエンドでキライじゃないが…。二つ目のQ&Aは錬金術師の詩になぞらえるためとはいえ一番の役立たず探しって後継者決めとしては迂遠すぎるような。まあこの場合消去法で能力があり特別な志望のないウッドが跡継ぎになりそうだが。2018/04/24

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