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内容説明
21世紀のイージス艦、1942年の横須賀への“帰港”なるか――。石原莞爾(いしわら・かんじ)との密約を終えた草加(くさか)は、太平洋戦争の早期講和を目標に、かつての部下・津田に対して「ヒトラー暗殺」を指示、自身は満州へ渡ることに。一方、帝国軍部に警戒された「みらい」は横須賀入港を許されず、要塞(ようさい)島たる猿島沖への停泊を命じられる。この決定を不服とした「みらい」梅津艦長は、反対に“人質”を要求。なんと、これに応じたのは海軍大将・米内光政(よない・みつまさ)だった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
24
歴史が自分の板未来へ繋がっていないことを確信した瞬間。タイムパラドックスを追うことなく、日本の未来について、太平洋戦争の行く末を考えるのは自衛官だからなのか。私がその立場に立ったら、新たな日本を創り出そうとする草加に間違いなく荷担するだろうなぁ2013/04/09
のむ
8
この物語の中で、21世紀から迷い込んだ自衛隊の護衛艦の運命が伺える一冊。 「日本人が、帝国主義などと百年早い」 と、そして「貴艦にはこの横須賀のドックで、朽ち果て鉄屑になってほしい」が米内光政の本音を伝える。 日本人とは❓に答えである。2013/12/15
かやは
5
米内大将の言葉が沁みる。「戦に敗れて興隆した国は数多ある。」「残念ながら日本人は、我が手で我が身を切り裂き血を流してでも膿をだしきれるほど強くはない。だからこそ、外圧という力をいつの時代も利用してきた。」失わないと気付かないことがある。2012/05/03
かめあい
3
再読。米内大将の、戦に勝って国が衰亡した例は少なくない 逆に 戦に敗れて興隆した国は数多ある と、 草加の、確かなことは国土と違い精神の復興が非常に困難だということだ。という言葉が響いた。今の日本は精神が衰退しているように感じてしまう。2014/12/24
ドリル
3
ドイツそして満州、この時代の重要拠点出てきたねぇ。そして角松の行動力よ・・・。2010/07/10