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内容説明
かわぐちかいじが『沈黙の艦隊』を超えるスケールで描く、海と戦いの黙示録(もくしろく)!! ――1942年・ミッドウェー海戦域にタイムスリップした21世紀のイージス艦「みらい」の副長・角松は、歴史的に“死ぬ運命だった”謎の大日本帝国海軍少佐・草加(くさか)を救命。そのまなざしに運命を感じた角松は、歴史の塗り替えを覚悟しながら、太平洋戦争の“真実”と“未来”を開示する! 一方その頃、連合艦隊司令長官・山本五十六(いそろく)も、「みらい」の存在に気付きはじめていた……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
30
草伽が敗戦した後、国家が存続していたことに感動している場面を見るたびに歴史の連綿性を覚えこっちも感動する。当時始めてしまった戦争を如何に終わらせ、国家を存続させるのに先人が苦労してきたのかが忍ばれる。2011/04/24
流言
26
わあいゲタ履き零戦だあ! 凄いぞーかっこいいぞー! とか思ってたら殺されてしまった。びっくりした。日本軍と交戦してしまった。作中で『自分の祖父がいると思い油断してしまった』と述べられているが、本当にそんな気持だった。軍事通にとっては当たり前なのだろうが、『たった5分で30ノットに達する巡洋艦……?』なんて台詞一つとってもWW2の軍艦ってエンジンが暖まるまで時間かかるんだなあと新鮮な発見がある。いよいよ日本軍人との交戦でない、本格的な接触で引きとなったがここでどうこの世界と関わって行くのか、歴史の分岐点だ。2016/06/11
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
10
未来から来たが、その未来が現在から繋がっていないことがわかったら、自由に知っている歴史を改変できるのかどうか、自分は歴史を改編できるほどの重要人物にはなれないだろうけど、バタフライ効果というものがあるから、わからないぞとか思ったり…2013/04/04
ひ ろ
8
★★★★☆2023/09/15
のむ
8
カバーに著者の言葉として、「時代との係わりのなかで、人間の何が変わり、何が変わらないのか?」に尽きない興味があると語っている。「生きるということは、知るということ」と言った草加海軍少佐が、ポツダム宣言を受諾するまでの歴史を知ることから物語が動き始める一冊。2013/11/17