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内容説明
「みらい」、決裂!! 「この戦争に積極的に参加する」……菊池の考えに賛同する乗員たちが、ついに行動を起こす。だが、角松と尾栗(おぐり)にも“切り札”があった――。かわぐちかいじが「沈黙の艦隊」を超えるスケールで描き出す、海と戦いの黙示録(もくしろく)!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のむ
13
作者かわぐちかいじが問いかける「日本人とは何か?」の答えが描かれた一冊。 軍を統べる者でありながら、兵理を超えた情の人の山本五十六。 自衛官から帝国軍人となり勝利を勝ち取ろうとする菊池雅行、自衛官として民主主義を貫き続ける角松洋介。その二人のぶつかり合いを描いた一冊。 この一話から自衛のためのイージス艦から、連合艦隊の戦闘艦となる。2014/02/01
ドリル
5
この時代、この状況にいたらそう考えるよなぁと「みらい」乗員の気持ちもわかるが、それでも曲がらない角松は凄い。2010/07/20
冬月
4
「日本人全てが本当の意味で選び行動することをしないできたんだ。何故だと思う?負けたからだよ。私たちはあの敗戦の日からその自由を奪われたままそれを当然のごとく受け入れ生きてきた…責任逃れの言い訳を口にしながらね」2013/03/09
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
3
山本五十六の死、みらいのクーデター。この巻の表紙が物語っている二人の見る未来の方向が戦争の悲劇を拡大させないことを祈るしかない。でも、退艦の時の敬礼は偽善というか、自分たちの決断への言い訳に見えるなぁ2013/04/17
かやは
3
角松艦長の決してぶれない姿勢は素晴らしい。ただその意志を人に伝える術を持たない不器用さが、この内乱を生んでしまった。この先角松艦長が、どうやって今後の日本を立て直していくか、楽しみです。2012/05/19
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