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内容説明
変わりゆく歴史が、角松と梅津に牙(きば)をむく。――“草加(くさか)の原爆”を巡り、陸軍と海軍が動き出した。緊迫する夜の南京(ナンキン)で、自らが生きた時代への誇りを懸(か)け、梅津はウラン235を葬らんとするが……!? 一方、角松の乗る伊-152号を発見したのは、“潜水艦の狩人(かりうど)”立石が率いる駆逐艦(くちくかん)だった! 日本軍とは名乗れない伊号。一対一の死闘が、幕を開ける――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
№9
16
アメリカよりも先に原爆を開発し、先に使用してこの戦争を日本にとって有利に終結させようとする草加の企み。それを命をかけて阻止しようとする「みらい」艦長梅津一佐。「倉田博士、私には分かるんだ」「我々日本人は…世界に対し最初に核を使用する国になっては、ならんのだ!」「…使用した事実と、その責任に、永く耐えられるほど我々日本人は、強くはない!」…深く胸をえぐられるセリフだった。 歴史の「IF」を誰しもが考えてみたりすることだろう。が、こんなことは考えてみたこともなかった。そうだ、梅津一佐の言う通りだと、僕も思う。2013/09/19
沢風南
3
如月中尉マジ忍者。たぶん7〜8年ぶりに読んだんですが、艦これを知った後だと艦の名に反応しちゃいますねw2014/02/21
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
3
原爆を巡る攻防。アメリカが原爆を使用し、それがどのような被害を日本にもたらすのか、知っていたら使わなかったとはいわせない。今でもアメリカは力で平和を作ろうとして、正義のアメリカを実行中なんだろうなぁとか…でも、日本がもし原爆を先に持っていたら、使っていたんだろうかとか、いろいろ考えさせられます2013/04/22
ドリル
3
梅津の意志は倉田に届くのか?そして小栗の頼もしさ。2010/07/23
keyhole
3
【★★★】梅津さん…覚悟はしていたが……。自衛隊の存在感なんてあるかないか分からないくらいの方がよく、でも行灯の灯は消してはならないという考えや、核の脅威を知っているからこそ命懸けでも止めるという彼の姿勢には本当に敬礼したい。2010/03/11