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内容説明
「みらい」を奪還せよ！ ――“60年後のイージス艦”「みらい」と乗員の封じ込めを図る草加（くさか）に、角松たちは反旗を翻（ひるがえ）す。もたらされたのは、「菊池無事」の朗報と、梅津の遺志。孤島に囚（とら）われの身となった乗員たちは、角松のもと、再び心を一つにした――。そして帝国海軍の厳重な警戒網をかいくぐる、230名の大脱走が始まった……!! 本編のほか、かわぐちかいじが語る「日本と日本人（１）」も同時収録！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のむ
10
一国の首相でありながら、この戦争の幕引きも出来ない東条英機の実像が描かれるシーンには泣を誘われる。 草鹿拓海少佐の如月克己特務中尉への牽制として、大型だが完成した原子爆弾の使い道を示唆する場面が見ものの一冊。 偽装工作によって原子爆弾が、日米の最終決戦地サイパン島に降ろされる。角松洋介達は、自衛艦「みらい」を奪還するが…2014/02/16
ドリル
5
作者の東条に対するアプローチが面白い。2010/07/26
Yuri
3
だんだん面白くなってきた！2022/07/09
柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中
3
艦長の死に様が自衛艦の乗員の心を一つにする。人の死は心を一つにするというのは、だからこそ死んでいく人のためにという殉死を煽ることにもなったんでしょうね2013/04/26
かやは
3
東條英樹の苦悩。真の勝利を得るためには、敵に勝つだけで無く、味方を納得させなくてはならない。巻末のインタビューが面白かった。実生活の女性原理と、理想の男性原理。どちらもバランスよくなければならない。2012/06/12
