
書物復権によせて
大澤 聡(おおさわ さとし)
1978年生まれ。批評家、メディア研究者。近畿大学文芸学部准教授。博士(学術)。著書に『批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇』(岩波書店)など。
大きな家ではなかったからちょっとでも広く効率的に使わせてやりたいという親心だったのか、それともたんにレイアウトを考えるのが趣味だったのか、おそらくその両方だったんだろう、母は僕(低学年)と妹(保育園)の共同の子ども部屋を頻繁に模様替えした。
毎度おおがかりで、何日も前からあちこちの寸法をメジャーで測定しては、チラシ裏の図面にせっせと数値を書き込み、むむむむと悩んでいる。決行当日は朝から総動員で配置図にしたがって家具を移動させてゆく。パズルだ。丸一日かけて完成してみれば、なんだか別の家に引っ越したようで、そわそわしてしまってその日の夜はうまく寝つけないのだった。目が覚めたらすっかり新しい部屋が待っている。
棚を運ぶにはコミックや児童書をいったんすべて出さなければならない。戻すついでに排列も変わる。出来あがってみれば、これも別のコレクションに見えてくる。そんな経験のせいか、いまでも本棚をがらりとシャッフルしてしまいたい衝動にかられる(が、実際には次の引っ越しまで実現しない)。いつもの棚は風景と化して、あまり刺激をくれない。
原稿に詰ったときには本棚の一角を整理してみる。典型的なセルフハンディキャッピングだろう。けれども、本たちをいじっているうちにアイデアが湧くこともある。テーマと関連する本の上下左右に隣接したタイトルを替えてやるだけで、新たな文脈が生成する。思考も組み替わる。書物の四方八方に生えた結合手を幻視しているわけだから、元々は僕の頭のなかにあったイメージなのかもしれない。だけど、物体として外化されてあることこそが重要なのだ。さらにがちゃがちゃ触っているうちに変則的結合も生じる。
これはデジタルの世界ではできない。疑似的には可能でも体験の質がぜんぜんちがう。哲学者の三木清が「私の読書法」(1939年)というエッセイでこんなことを書いている
――「忙しくて読むひまのない時には、書庫に入っていろいろな書物を取り出してただその背を撫でてみる。それだけでも私には十分楽しいのである。こうして書物に親しむことを私は好む、それによって一見して善い本と悪い本とを区別する勘とでもいったものが養われるように思う」。後半はちょっとヤバいことをいっている。けれど、ここには一定の真理がある。やっぱり本は触れないといけない。これは愛書趣味やフェティシズムとは異なる。どこまでも実利的で批評的な行ないなのだ。
[ごあいさつ]
2017年、第21回目の10社共同復刊、今回も多数のリクエストをいただきありがとうございました。2月28日までの期間中に、紀伊國屋書店内公式サイト、復刊ドットコムの特設サイトおよびFAXで、受けつけたリクエストは総数約3,490、最多書籍には158の票が寄せられました。いただいたコメントには、それぞれの書目に対しての皆さまからの熱心な要望が伝わっており、各発行出版社はこの結果を元に、復刊書目の選定をいたしました。今回の共同復刊で実現できなかった書目からも、各社独自の方法で復刊を予定している場合もあり、1点でも多くの品切れ書の復刊の実現にむけて努力してまいりますので、今後の各社の復刊情報にご注目くださるようお願いいたします。
今回、各発行出版社の判断により復刊を決定した書目は40点42冊。書籍は5月下旬より全国約200の協力書店店頭にて展示されますので、足をお運び頂けましたら幸いです。
[ご案内]
- 最終ページの注文書に必要事項を記入のうえ、お近くの書店もしくは発行出版社にお申し込みください。
- 刊行はすべて、2017 年5 月下旬を予定しています。
- 内容についてのお問い合わせは発行出版社までお願いします。
長年に渡り、10社共同で出展してまいりました東京国際ブックフェアが、今年は休止となりました。各社の復刊書を一堂に展示し、PRの場として最適であっただけに、とても残念です。来年の復活を願いたいと思います。
〔2017復刊書目〕 哲学・思想・言語・宗教万民の法
ジョン・ロールズ/中山竜一訳
初版2006・最終版2012年
岩波書店
ISBN :9784000244336
価格:税込3888円(本体3600円)



平和と正義に満ちた「万国民衆の社会」は、実現可能か。自らのリベラリズム論とカントの「平和連合」論とを起点に、その原理を構想する。
クワイン―言語・経験・実在
クリストファー・フックウェイ/浜野研三訳
初版1998年・最終版1998年
勁草書房
ISBN :9784326153305
価格:税込5076円(本体4700円)



戦後のアメリカで最も影響力のある哲学者クワインの仕事を紹介。言語哲学、心の哲学、形而上学などをめぐる論争を知りたい人の必読書。
原因や理由といった根拠はどうしても不確実でしかありえない。現代哲学の題材に即しつつ「確率」と「曖昧性」の世界に分け入る。
ミシュレ、ユゴー、ルナン...近代の多様な言説の徹底した分析を通して、「ヨーロッパ」・「近代」に迫る比類なき挑戦の書。
思索日記Ⅰ 1950-1953
ハンナ・アーレント/青木隆嘉訳
初版2006年・最終版2006年
法政大学出版局
ISBN :9784588140426
価格:税込6696円(本体6200円)



ドイツ連邦共和国レッシング翻訳賞受賞 全体主義との闘争過程でアーレントが敢行した西洋政治哲学の伝統との対決の貴重な記録。「手摺抜きの思考」の現場を示す、アーレント理解に不可欠の第一級資料。
思索日記Ⅱ 1953-1973
ハンナ・アーレント/青木隆嘉訳
初版2006年・最終版2006年
法政大学出版局
ISBN :9784588140433
価格:税込6480円(本体6000円)



思想的に最も多産な時期から晩年まで、28冊のノートに書き続けられた膨大な日記・完結篇。活動的生活と観想的生活を包含する独自の思考を記録したドキュメント。
音と意味についての六章
ロマーン・ヤーコブソン/クロード・レヴィ=ストロース序、花輪光訳
初版1977年・最終版2008年
みすず書房
ISBN :9784622086154
価格:税込3024円(本体2800円)



「音韻論の誕生」などヤーコブソン音韻論の入門書かつ最適な音韻論思想史。レヴィ=ストロースがその発想の原点とし、構造人類学を生み出した書。新装で復刊。
見えるものと見えないもの 付・研究ノート
モーリス・メルロ=ポンティ/滝浦静雄、木田元訳
初版1989年・最終版2009年
みすず書房
ISBN :9784622086161
価格:税込7992円(本体7400円)



人間と世界をめぐる生き生きとした逆説を描き、現象学から新たな存在論への道を示した晩年の未完の著作。その思索の軌跡、「研究ノート」を付す。新装で復刊。
ゲシュタルトクライス 知覚と運動の人間学
V.v.ヴァイツゼッカー/木村敏、濱中淑彦訳
初版1975年・最終版2010年
みすず書房
ISBN :9784622086178
価格:税込6048円(本体5600円)



医学的人間学=パトゾフィーを目指して、運動と知覚、主体と客体などを、二分対立に先行する円環構造=ゲシュタルトクライスとして理解する試み。新装で復刊。
批判と危機 市民的世界の病因論
ラインハルト・コゼレック/村上隆夫訳
初版1989年・最終版1989年
未來社
ISBN :9784624020255
価格:税込4860円(本体4500円)



米ソ対立の国家の時代を背景に生み出された市民社会が世界の危機をもたらす啓蒙の必然性を歴史哲学的に批判した市民社会論の古典的名著。
〔2017復刊書目〕 社会現代地理学の第一人者ソジャの代表作。グローバリゼーションを批判するポストモダニズム、カルチュラル・スタディーズ降盛への道を切り開いた書。
パリ モダニティの首都 新装版
デヴィッド・ハーヴェイ/大城直樹、遠城明雄訳
初版2006年・最終版2006年
青土社
ISBN :9784791769872
価格:税込5184円(本体4800円)



1848年2月から1871年パリ・コミューンへ。ポストモダン社会科学、都市論の第一人者がついに完成させた決定版モノグラフィ。
ジェンダー/セクシュアリティ/階級/文化を規定する、フェミニズムの囲い込みを突破するフェミニズム科学論の決定版。ハラウェイの代表的著作。
日米戦争中強制収容された日系人が半世紀後に謝罪と補償を手にするまでの過程を追い、そのエスニシティの変遷を考察する。
〔2017復刊書目〕 歴史・民俗岩波 天皇・皇室辞典
原武史、吉田裕編
初版2005年・最終版2005年
岩波書店
ISBN :9784000803038
価格:税込3780円(本体3500円)



最新の研究成果をもとに、必要な知識を網羅。「古事記と日本書紀」から「現天皇」「現皇后」まで、全113項目の〈読む〉辞典。
ながらくケルト起源とされてきたアーサー王伝説に、まったく新しい角度から光をあて、歴史学・文献学・比較神話学の知見を駆使し、大胆に説く。
今から約5200年前に人類が手に入れた文字、楔形文字。平仮名や漢字と同じしくみをもつこの文字で、古代メソポタミアの人々は何を残そうとしたのだろうか。
本棚の歴史
ヘンリー・ペトロスキー/池田栄一訳
初版2004年・最終版2005年
白水社
ISBN :9784560095492
価格:税込5184円(本体4800円)



巻物から写本、そして印刷術の発明──そんな書物の発達とともに歩んだ収納法の進化の跡をたどる。読書人・書店・図書館関係者必読の好著。
ベルリン終戦日記 ある女性の記録
A.ビーヴァー序文、H.M.エンツェンスベルガー後記/山本浩司訳
初版2008年・最終版2008年
白水社
ISBN :9784560095508
価格:税込4104円(本体3800円)



陥落前後、不詳の女性が周囲の惨状を赤裸々につづった稀有な記録。空襲と飢餓、略奪と陵辱、身を護るため赤軍の「愛人」となった女性に安穏は訪れるのか?
東欧革命1989 ソ連帝国の崩壊
ヴィクター・セベスチェン/三浦元博、山崎博康訳
初版2009年・最終版2010年
白水社
ISBN :9784560095522
価格:税込8208円(本体7600円)



「ベルリンの壁」崩壊から、ワレサの「連帯」、「ビロード革命」、チャウシェスクの最期まで、米ソと東欧6カ国の政治指導者の動向、民衆の闘いを多角的に追う。
陰陽師と貴族社会
繁田信一
初版2004年・最終版2004年
吉川弘文館
ISBN :9784642023986
価格:税込9720円(本体9000円)



平安貴族は、陰陽師や呪術をどのように認識していたのか。安倍晴明ら官人陰陽師や法師陰陽師の実像、医療・呪詛などの職能を解明。
明治国家と近代美術
佐藤道信
初版1999年・最終版2007年
吉川弘文館
ISBN :9784642036856
価格:税込8100円(本体7500円)



近代日本にとって"美"とは何か― 近代の美術行政・制度や美術と美術史をめぐる言説などを論じ、構築された美術の意味と認識の構造を問う。
近代日本と戦争違法化体制
伊香俊哉
初版2002年・最終版2002年
吉川弘文館
ISBN :9784642037464
価格:税込9720円(本体9000円)



第一次大戦後、国際連盟により戦争は違法とされた。常任理事国日本はいつ連盟規約に違反し、その違法性にどんな認識をもったのかを検証。
死者たちの中世
勝田至
初版2003年・最終版2004年
吉川弘文館
ISBN :9784642079204
価格:税込3024円(本体2800円)



死体が路傍や河原に普通に放置されていた〈死骸都市〉平安京。死体遺棄、風葬など謎に包まれた中世の死者のあつかいを解き明かす。
二・二六事件
須崎愼一
初版2003年・最終版2005年
吉川弘文館
ISBN :9784642079211
価格:税込3024円(本体2800円)



ねじまげられた歴史の真実!秘められた手記・証言が語る青年将校たちの実像とは。彼らが求めた「昭和維新」から事件の真相に迫る。
〔2017復刊書目〕 文学・芸術歴史とユートピア
E.M.シオラン/出口裕弘訳
初版1967年・最終版1994年
紀伊國屋書店
ISBN :9784314000376
価格:税込3240円(本体3000円)



自称「狼狂」の思想家が、世界に蔓延する楽園願望への強烈な皮肉と呪詛をこめて資本主義と社会主義双方の陥穽を衝く。著者初の邦訳書にして代表作。
17世紀初頭にドイツで発行され、のちの思想と文学に大きな影響を及ぼした謎の寓意小説と3篇の薔薇十字基本文書を、碩学・種村季弘による名訳で紹介。
映画の文法 実作品にみる撮影と編集の技法
ダニエル・アリホン/岩本憲児、出口丈人訳
初版1980年・最終版2003年
紀伊國屋書店
ISBN :9784314002929
価格:税込8640円(本体8000円)



映画の脚本、撮影、カットなどの技法を、著名映画のシーンと約1500点の図版を用いて分析し、実務的な立場から体系的にまとめた、映画人必携の一冊。
メルヴィルからオースター、エリクソン、ミルハウザーへ、あらゆる細部を愛惜するかのようなスタイルで描き出す「もうひとつのアメリカ文学」。
スタインウェイ物語
R.K.リーバーマン/鈴木依子訳
初版1998年・最終版2002年
法政大学出版局
ISBN :9784588410383
価格:税込6048円(本体5600円)



一世紀半にわたり、「不滅のピアノ」スタインウェイを製造し販売した一族と、それを演奏したパデレフスキー、ホロヴィッツらがかなでる産業と芸術のコンチェルト。
ウンベルト・サバ詩集
須賀敦子訳
初版1998年・最終版2011年
みすず書房
ISBN :9784622086192
価格:税込3888円(本体3600円)



イタリアの辺境トリエステに生きた、20世紀屈指の詩人の選集。詩人と翻訳者・須賀敦子のたぐいまれな出会いが、読む者に慰めと歓びを与えてくれる。新装で復刊。
ドイツ・ロマン派
H.ハイネ/山崎章甫訳
初版1965年・最終版1994年
未來社
ISBN :9784624610296
価格:税込3024円(本体2800円)



ドイツの市民的解放の障害となった後退的・中世的・カトリック的なドイツ・ロマン派に対する論駁の書。ハイネの名高い文明・社会批評の書。
〔2017復刊書目〕 法律・経済・政治ハンナ・アーレント 政治とは何か
ハンナ・アーレント/ウルズラ・ルッツ編/佐藤和夫訳
初版2004年・最終版2004年
岩波書店
ISBN :9784000236430
価格:税込4536円(本体4200円)



政治に関する根源的な哲学の営みとの出会いを開示し、アーレントの独創的な思索をたどる手がかりをも示す、『政治入門』草稿集。
規則に従う・意味を知る・解釈する――法解釈にまつわる行為の性質について、後期ウィトゲンシュタインを手がかりに根本的に考える。
決め方の科学 事例ベース意思決定理論
I.ギルボア、D.シュマイドラー/浅野貴央・尾山大輔・松井彰彦訳
初版2005年・最終版2011年
勁草書房
ISBN :9784326502592
価格:税込3672円(本体3400円)



人は過去の事例を参照して物事を決める。意思決定理論における最高峰の研究者による、新しいパラダイムの構築と経済学の基盤を塗り替える新機軸。
戦後の右翼勢力 新装版
堀幸雄
初版1983年・最終版2001年
勁草書房
ISBN :9784326351718
価格:税込3780円(本体3500円)



右翼はなにをめざすのか。戦後における右翼の動向と実態、右翼勢力が果たしてきた役割とその思想・運動を歴史的に分析する。
新装版 なぜ「表現の自由」か
奥平康弘
初版1988年・最終版2006年
東京大学出版会
ISBN :9784130311878
価格:税込7776円(本体7200円)



なぜ表現の自由は、他の自由と比べて、特別に厚く保護されるべきなのか? 原理論をふまえて、追究する。
資本論五十年(上)
宇野弘蔵著
初版1970年・最終版1981年
法政大学出版局
ISBN :9784588641060
価格:税込6696円(本体6200円)



経済学の学問的確立をめざし、『資本論』研究一筋に歩んできた著者の自伝。上巻は、はじめて『資本論』を読んだ学生時代から労農派教授グループ事件までを語る。
資本論五十年(下)
宇野弘蔵著
初版1973年・最終版1981年
法政大学出版局
ISBN :9784588641077
価格:税込6696円(本体6200円)



下巻では、東大社研時代から法政大学を去るまでの学問と思索を語り、著者の『資本論』研究の成果をなす『経済原論』をめぐって、その問題点をつぶさに検討する。
なぜアーレントが重要なのか
エリザベス・ヤング=ブルーエル/矢野久美子訳
初版2008年・最終版2008年
みすず書房
ISBN :9784622086185
価格:税込4104円(本体3800円)



政治とは、未曾有の事態の中で創造的に判断することである。『全体主義の起原』『人間の条件』『精神の生活』を軸に鮮やかに甦るその思考の核心。新装で復刊。
宗教改革から産業革命へ
クリストファ・ヒル/浜林正夫訳
初版1970年・最終版1992年
未來社
ISBN :9784624110734
価格:税込7344円(本体6800円)



イギリス革命史研究の第一人者が30年余の研究成果を総括し、近代社会成立史に新鮮な問題提起を行なう。訳者のヒル論を付戴する。
〔2017復刊書目〕 自然科学・医学欧米で70年代初めに地球科学の支配的なパラダイムとなったプレートテクトニクスは、なぜ10年以上遅れて日本の学界で受容されたのか。
読者からのメッセージ
■毎年どのような本がリクエストされ復刊されるかを単に「待つ」だけであったが、今年は自分から動いてみることに決めた。知っている本にしても、まだ読んだことのない本にしても、自分の希望は通らないかもしれない。しかし現在では触れにくい本と出会えるかもしれないという待望と喜びは変わらず楽しみのままである。(25歳・男・大学院生)
■リストを拝見して、「この本が在庫僅少もしくは品切なのか」と驚くことが多かったです。現在の社会状況を反映した書目も多く、復刊を心待ちにしています。(42歳・男・団体職員)
■最近出版されたばかりと思っていた本が候補に挙がっていることに、月日が経つのは早いものだと実感します。哲学や歴史の本が以前から充実している印象ですが、最近は芸術関係の候補に挙がる本が増えている印象です。これからは自然科学の本が増えることを期待しています。(49歳・男)
■主にジェンダー論・セクシュアリティ論に関係する本をリクエストした。書物復権に参加した出版社に限らないが、ジェンダー論・セクシュアリティ論に関係した書籍は、品切れになりやすい割には再版もされず、中古本も定価以上の値段になりがちだという印象を受ける。(25歳・男・大学院生)
■古本の価格が高騰している、古代史に関わりそうな本をリクエストいたしました。(28歳・男・図書館員)
■もう少し、安価な本も対象にしてほしい。最近は文庫本のサイクルも短い。(64歳・男・事務職)
■大学の来年度のゼミで教科書として使おうと思い調べたら、絶版か品切れになっていました。時が経っても色あせないのが、名著だと思います。早めの復刊をお願いします。(42歳・女・大学教員)
■ちゃんと出版社にお金落としたいので何卒お願いします。(19歳・男)
■15年前に名著と聞きながら、手に入れるまでには至らなかった本ですが、自分が著者に近い年齢になり、改めて読みたいと思います。(男)
■古書価が高く、滅多に古書店でも見ないので、復刊リクエストの機会は有り難いです。(男)
■書物復権は、線を引き書き込みをして憶えたいけど図書館にしかないなあという本を、手元に置くことのできるまたとない機会です。(49歳・男)
■書店が少ない地方に住んでいる人、特に若い世代の人にとってはとても魅力的な企画だと思います。(25歳・男・公務員)
■手に取りたいときにないのは残念ですし、読んでもらいたいとも思いますので、この企画はとても良いと思います。(43歳・男・公務員)
■「なんでこれが重版しないの?」といった図書館等で借りるしかなかった個人的な名著も、実際に何度か復活しているので嬉しい限りです。願わくば今回のリクエストが実現した場合、お知らせメール等をいただけると更にありがたいです。(28歳・男)
■書店でこの企画があるたびに心が躍ります。日本の書籍文化を守る大切な運動と思いますので、影ながら応援させて頂いております。(27歳・男)
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■岩波書店 〒101-8002 千代田区一ツ橋2-5-5 TEL 03-5210-4113 | | ■東京大学出版会 〒153-0041 目黒区駒場4-5-29 TEL 03-6407-1069 | | ■未來社 〒112-0002 文京区小石川3-7-2 TEL 03-3814-5521 |
■紀伊國屋書店 〒153-8504 目黒区下目黒3-7-10 TEL 03-6910-0519 | ■白水社 〒101-0052 千代田区神田小川町3-24 TEL 03-3291-7811 | ■吉川弘文館 〒113-0033 東京都文京区本郷7-2-8 TEL 03-3813-9151 |
■勁草書房 〒112-0005 文京区水道2-1-1 TEL 03-3814-6861 | ■法政大学出版局 〒102-0073 千代田区九段北3-2-3 TEL 03-5214-5540 | |
■青土社 〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-1-1 浅田ビル1F TEL 03-3294-7829 | ■みすず書房 〒113-0033 文京区本郷5-32-21 TEL 03-3814-0131 |