書物復権 2017 10社共同復刊21 リクエストで名著がよみがえる

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書物復権によせて

福嶋亮大(ふくしま りょうた)
1981年京都生まれ。文芸評論家・中国文学者。立教大学文学部助教。著書に『神話が考える―ネットワーク社会の文化論』『復興文化論―日本的創造の系譜』(第36 回サントリー学芸賞受賞)『厄介な遺産―日本近代文学と演劇的想像力』(いずれも青土社)。

絶版本が好きだ――などと言うと何やら誤解を招きそうだが、事実そうなのだから仕方がない。僕はどうも、センスが良くて洒落た本よりは、古典的な力量と文体を備えた硬質な人文書に惹かれる傾向があるのだが、そういう本は今時たいてい古書で買い求めるしかない。
 文芸・歴史関係に限定して言えば、レーヴィット『世界と世界史』、ルカーチ『ソルジェニーツィン』、アドルノ『楽興の時』、ブルトマン『歴史と終末論』、ベルジャーエフ『ドストエフスキーの世界観』、フィードラー『アメリカ小説における愛と死』、シュウォルツ『中国の近代化と知識人』、吉川幸次郎『仁斎・徂徠・宣長』、大山定一『文学ノート』、高橋康也『サミュエル・ベケット』等は実に良い栄養になったし、文庫化されたもので言えば、サルトル『聖ジュネ』、ジイド『ドストエフスキー』、佐藤春夫『近代日本文学の展望』、五味康祐『音楽巡礼』、梅原猛『美と宗教の発見』、小松左京『わたしの大阪』、石母田正『神話と文学』あたりも忘れ難い。
 思いつくままにタイトルを列挙してみるだけでも、もはや書店では手に入りそうもないこれらの本の印象がまざまざと蘇ってくる。絶版であるということは、それだけ書物との私秘的な関係を強めるものなのだろう。
 とはいえ、僕は愛書家ではなく、本に対するフェティシズムもない。ある時期の知識人がどうやって文芸や世界を読み解いていたかを教えてくれる言葉、しかももはや二一世紀には発せられそうもない硬質で非妥協的な言葉――、この「古びることによって獲得される言葉の物質性」が僕には貴重なのだ。
 何にせよ、良書が絶版になってしまうのは寂しいことだ。日本では「よくもこんなものまで」と思う本まで翻訳されているけれども、ちゃんとレールさえ引けばそういうマイナーな本にも生気を与えられるのではないか。真の「書物復権」に必要なのは、電子化よりも本のネットワーク化・文脈化だと思う。

ご案内

 毎年恒例の〈書物復権〉共同復刊、2017 年は第21 回を数えます。今年も昨年同様の10 出版社での実施となります。復刊の候補にあがったのは140 点142 冊と、充実したリストをそろえることができました。参加各社がそれぞれの出版の歴史のなかで、この後も読者に届けたいと考えている各分野の基本書です。ぜひ、ご覧のうえリクエストいただき、1 点でも多くの復刊の実現にご協力ください。応募期間は2017 年2 月28 日まで、ぜひ皆さまから多数のリクエストをいただけますようお願いします。
 また今回も、通常では復刊が難しい少数の要望にも応えるべく、個別の注文に対応するオン・デマンド版での復刊も実施いたします。

実施要領

1. 下記より参加10出版社の復刊候補リストを分野別に掲載してあります。番号(リクエス トの際に使用します)、出版社名、書名、著者名、初版刊行年、最終発行年、判型、頁数、予価(オン・デマンド予価ではありません)、内容の順に記載されています。最終発行年は品切れ期間がどれくらいだったかの目安としてご覧ください。

2. 皆さまからいただいたリクエストの結果を受け発行出版社の判断により、実施書目を決定いたします。

3. 下記プライバシーポリシーにご同意の上、リクエストください。「同意する」をクリックすると自動的にリクエスト投票画面に進みます。

4. 復刊決定書名は4月中旬発行予定の〈書物復権〉共同復刊決定書リーフレットおよび紀伊國屋書店のウェブサイトでお知らせします。ご予約はそれ以降にお願いします。

5. リクエスト締め切りは2017年2月28日です。

6. 通常の方法で復刊された書籍は5月下旬より全国の協力書店でご覧になれます。オン・デマンド版はご注文いただいてからの製作になります。

下記のプライバシーポリシーにご同意の上、リクエストください。

当社は、個人情報保護方針に基づき、お客様からお預かりした個人情報を適切にお取扱い致します。以下に、当社における個人情報の取扱いについてご説明致します。

1.個人情報を取得する際の利用目的に関して
当社は、当社の行なう事業に関連して、以下の利用目的でお客様・お取引先の皆様、株主の皆様、当社の役員・従業員その他から個人情報を取得し、それぞれの利用目的の範囲内およびご本人の同意の範囲内で利用させていただきます。なお個別に利用目的をご通知または公表する場合には、その利用目的によるものと致します。

  1. 当社取扱い商品・サービスのご注文、ご予約の業務を行なうため。
  2. お買い上げ商品の配送、またはアフターサービス業務を行なうため。
  3. ご提供する商品・サービスの代金決済に関する業務のため。
  4. 商品・催事・セミナー等に関し、ご同意いただいた範囲で情報やご案内を差し上げるため。また催事やセミナーの運営に関する諸対応を行なうため。
  5. 各種会員制サービスの運営・管理のため。また、そのサービスに関する特典・ご案内等をご提供するため。
  6. お問合わせやご意見に対し、ご回答を差し上げるため。
  7. 紀伊國屋三井住友VISAカード等提携クレジットカードのお申込み受付等の業務を行なうため。
  8. お取引先様に対する業務上・取引上の諸連絡のため。
  9. 株主様に対して会社法等に基づき適正なご連絡をし、また義務の履行等をするため。
  10. 社員募集に係る選考業務を行なうため。
  11. 当社の事業推進の上で必要な社員情報の管理のため。
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以上に列記した以外の利用につきましては、ご本人から個人情報をお預かりするその都度、利用目的を明示致します。 当社がお預かりするお客様の個人情報は、お客様ご自身の任意でご提供いただくものと考えております。お客様のご意思により個人情報のご提供がいただけない場合、当社の取扱い商品・サービス等をご利用いただけない場合がございますことを、あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。 上記の利用目的の達成に必要な業務の範囲内で、宅配会社や印刷会社など、個人情報の保護を適切に実施している企業・団体にお客様等の個人情報を委託する場合がございますことをあらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。

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    <個人情報の第三者提供の制限の例外事項>
  1. 法令に基づく場合
  2. 人の生命、身体または財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
  3. 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
  4. 国の機関若しくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。

3. 個人情報の開示等の申請に関する手続について
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当社の保有する「開示対象個人情報」(※)について、ご本人もしくはその代理人からの開示・削除・訂正、利用停止等の手続きについては、以下の通りとさせていただきます。

※「開示対象個人情報」とは
電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成した情報の集合物又は一定の規則に従って整理、分類し、目次、索引、符合などを付すことによって特定の個人情報を容易に検索できるように体系的に構成した情報の集合物を構成する個人情報であって、当社が、本人から求められる開示、内容の訂正、追加又は削除、利用の停止、消去及び第三者への提供の停止の求めに応じることができる権限を有するものを言います。
なお上記利用目的の⑫⑬は、開示対象個人情報ではございません。

    <ご対応窓口> 
  • 店舗・営業所のお客様は、最寄の店舗・営業所が窓口として対応致します。
  • お取引先の皆様は、当社の各業務担当部署が窓口として対応致します。
  • 担当部門が不明の場合は、下記(4.)に記載しました当社の代表窓口をご利用下さい。

<手続き>
お手続きは、基本的に以下の流れとなります。
 お客様もしくは代理人のご本人確認
    ↓ ↓
 担当窓口より、個人情報を保管管理している部署の担当者へ照会
    ↓ ↓
 個人情報の保管管理部署からの回答
    ↓ ↓
 担当窓口より、お客様へのご報告

手続きは原則として書面またはウェブサイト上の所定画面へのご記入により行わせていただきます。具体的なご本人確認の方法、所定の書式やその記入の仕方につきましては、担当窓口にてご説明いたします。 対応は出来る限り速やかに進めますが、お問い合わせやご請求自体が個人情報のお預かりを伴い、また当社の個人情報管理諸規程に従い手続きを踏むことから、一定以上のお時間をいただくことになりますことをあらかじめご了承下さるようお願い申し上げます。

<手数料>
当社から郵送によるお手続きが生じる場合は、手数料として切手にて500円を頂きます。
ご来店による場合やウェブサイトでのご請求の場合は、原則として手数料は頂きません。

なお、お客さまからのご注文や各種サービスに関してお預かりしたご住所などの変更事項、定期購読物や各種ご案内郵便・Eメールサービスの発送停止に伴う個人情報利用停止のご依頼は、当該の取扱商品やサービスを運営している担当部門(最寄りの店舗・営業所など)の窓口にお申し出の上、所定の手続きをおとり下さい。この場合も、お客様から手数料をいただくことはございません。

4. 個人情報の取扱いに関するお問合せ窓口
当社の個人情報の取扱いに関してお気付きの点や苦情がございましたら下記窓口までご連絡下さるようお願いいたします。下記窓口では直接ご来社いただいてのお申し出はお受け致しかねますので、その旨ご了承賜わりますようお願い申し上げます。
窓口の営業時間:月曜日〜金曜日(祝日・正月時期を除く)の午前9時30分〜午後5時30分

【個人情報保護管理者について】
担当取締役

【個人情報保護に関するお問合せ窓口】
〒153−8504 東京都目黒区下目黒3丁目7番10号
株式会社 紀伊國屋書店
総務部 個人情報問合せ窓口担当
TEL:03-6910-0502
FAX:03-6420-1350
mail:pv01@kinokuniya.co.jp

5. 認定個人情報保護団体の名称及び苦情の解決の申出先
当社は認定個人情報保護団体の対象事業者です。当社の個人情報の取扱いに関する苦情については、下記へ申出することもできます。

【認定個人情報保護団体の名称】
  一般財団法人日本情報経済社会推進協会

【苦情の解決の申出先】
  一般財団法人日本情報経済社会推進協会
  個人情報保護苦情相談室
  〒106-0032 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル12F
  電話番号 03-5860-7565 または 0120-700-779


書物復権参加出版社
■岩波書店
〒101-8002
千代田区一ツ橋2-5-5
TEL 03-5210-4112
■東京大学出版会
〒153-0041
目黒区駒場4-5-29
TEL 03-6407-1069
■未來社
〒112-0002
文京区小石川3-7-2
TEL 03-3814-5521
■紀伊國屋書店
〒153-8504
目黒区下目黒3-7-10
TEL 03-6910-0519
■白水社
〒101-0052
千代田区神田小川町3-24
TEL 03-3291-7811
■吉川弘文館
〒113-0033
東京都文京区本郷7-2-8
TEL 03-3813-9151
■勁草書房
〒112-0005
文京区水道2-1-1
TEL 03-3814-6861
■法政大学出版局
〒102-0073
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■青土社
〒101-0064
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■みすず書房
〒113-0033
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TEL 03-3814-0131