出版社内容情報
エドワード・W・ソジャ[エドワードダブリュソジャ]
加藤政洋[カトウマサヒロ]
内容説明
すべての現代社会批判の理論的出発点。地理学、フェミニズム、ポストコロニアル批評などの諸分野における「空間論的転回」の動向、そして新しい文化研究の潮流を、ルフェーブル、フーコーらを効果的に引用しつつソジャー流の手つきで軽快にまとめあげた、批判的社会理論の記念碑的名著。
目次
序論/旅程/提案
第1部 第三空間を発見する(アンリ・ルフェーブル、驚異の旅;空間性の三元弁証法;差異がつくる空間の探究―周縁に関するノート;“第三空間”の開放性を強化する;ヘテロトポロジー―フーコーと他者性の地理歴史学;歴史主義に関する空間(論)的批評の再現=表象)
第2部 ロサンゼルスの内側と外側(追想―“要塞都市LA”のヘテロトポロジー;外心都市の内側―ポストモダン世界の日常生活;ちょっとした戸惑いを刺激として―アムステルダムとロサンゼルスの同時代の比較)
著者等紹介
ソジャ,エドワード・W.[ソジャ,エドワードW.] [Soja,Edward W.]
1940‐2015。ニューヨークのブロンクス生まれ。1967年、シラキューズ大学にて博士号取得。二〇代からアフリカ近代化に関する政治地理研究によって注目を集める。1972年からカリフォルニア大学ロサンゼルス校に所属。専攻の人文地理学にとどまらず、社会理論の広い分野で「空間論的転回」を主導、久年在住したロサンゼルスを題材に都市研究を大きく発展させた
加藤政洋[カトウマサヒロ]
1972年、長野県生まれ。現在、立命館大学文学部教員。専門は人文地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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