出版社内容情報
予定されていた著書『政治入門』のための草稿・断片集．そこでは政治に関する根源的な哲学の営みとの出会いが示されるとともに，アーレントの政治哲学および世界観，その独創的な思索をたどる手がかりが記される．
内容説明
主著『人間の条件』（一九五五）と並行して計画されていた『政治入門』の草稿・断片集。「政治とは何か」という根源的な問いに対する豊かな論考は、つねに真理に忠実でありつづけようとしたハンナ・アーレント（一九〇六‐七五）の思索に見られる固有性・独創性を本質的に洞察する手がかりになると同時に、その政治哲学および世界観を示す。
目次
第１部 ハンナ・アーレントの本文（政治とは何か；政治入門）
第２部 編者の評註（草稿の日付と配列；アーレントの全著作のなかでの『政治入門』；遺稿の本文について ほか）
第３部 付録（『政治入門』プランにかかわる資料；ハンナ・アーレントの本文への註；編者の評註への註 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kozawa
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このジャンルを深くやろうとしてない私が手を出すのは不向きだったと思われる。草稿・断章の死後の出版だし。しかしながら、それでも、当時の彼女の思想はそれはそれで面白い。2010/09/06
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