出版社内容情報
不確実性下の意思決定に関する新しいパラダイム、事例べース意思決定理論を提唱。
人々は過去の事例を参照しながら物事を決めていく。過去の似たような状況でよい成績を修めた行為を選びそうでない行為を避ける。本書が提示するのはそのような人間たちの意思決定である。状態空間や確率が与えられていなかったり簡単に構築できないような状況を描写するときに、従来の期待効用理論に代わって適用されるべき理論である。
関連書:今井晴雄・岡田章編著 『ゲーム理論の新展開』(小社刊)
第1章 はじめに
1 本書のねらい
2 メタ理論上の用語
3 メタ理論的私見
第2章 決め方のルール
4 決め方の基本
5 決め方のいろいろ
6 行動主義理論としてのCBDT
7 事例と予測
第3章 数学的基礎
8 要点
9 モデルと結果
10 公理に関する議論
11 証明
第4章 概念的基礎
12 CBDTと期待効用理論
13 CBDTとルールベース・システム
第5章 計画
14 計画を立てる
15 数学的基礎
第6章 繰り返し
16 積み重ね
17 ポテンシャル
第7章 学習と帰納
18 最大化を学ぶ
19 類似度を学ぶ
20 帰納に関する2つの見方:CBDTと単純説
参考文献
訳者あとがき
人名索引
事項索引
内容説明
意思決定理論における世界最高峰の研究者による新しいパラダイムの構築。人々は過去の事例を参照しながら物事を決めていく。過去の似たような状況でよい結果を出した行為を選び、そうでない行為を避ける。本書が提唱する事例ベース意思決定理論(CBDT)は、確立空間を想定しない人間たちの意思決定を扱う。
目次
第1章 はじめに
第2章 決め方のルール
第3章 数学的基礎
第4章 概念的基礎
第5章 計画
第6章 繰り返し
第7章 学習と帰納