出版社内容情報
この本は,第二次大戦後のアメリカで最も影響力のある哲学者クワインの仕事を紹介する。言語哲学,心の哲学,形而上学などをめぐる論争状況を知りたい人には必読である。
この本は四つの部分に分かれている。
第一の部分は『論理的観点から』で擁護されている見解
を検討し、クワインの自然主義の源を導入する。
二番目の部分は、彼の考えの多くの性格を決定しており『
ことばと対象』で前面に出てくる、彼の形而上学説や論理
学説を説明する。われわれはここで彼の物理主義や、科学
にとっての十全な言語は 「外延的」 である、という彼の説
を考察する。
三番目の部分では翻訳の不確定性を検討し、クワインの説
を彼の影響を大きく受けている哲学者ドナルド・デイヴィ
ドソンの説と比較する。 ・・・・・・ 「はじめに」 より
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【目 次】
Ⅰ 経験主義の進化
第1章 言語と世界
第2章 規則と合理性
第3章 自然主義、実在論、プラグマチズム
Ⅱ 論理と実在
第4章 物理主義と客観性
第5章 論理学:正統的表記法と外延性
第6章 内包性
第7章 必然性:論理学と形而上学
Ⅲ 心と意味
第8章 翻訳の不確定性
第9章 翻訳と説明
第10章 全体論、解釈、心理学の自律性
Ⅳ 知識と実在
第11章 自然と経験
第12章 物理主義と実在
内容説明
言語哲学、心の哲学、形而上学などをめぐる論争状況を知りたい全ての人々へ。戦後アメリカで最も影響力のある哲学者クワインの仕事を紹介する。
目次
1 経験主義の進化(言語と世界;規則と合理性;自然主義、実在論、プラグマチズム)
2 論理と実在(物理主義と客観性;論理学―正統的表記法と外延性;内包性;必然性:論理学と形而上学)
3 心と意味(翻訳の不確定性;翻訳と説明;全体論、解釈、心理学の自律性)
4 知識と実在(自然と経験;物理主義と実在)
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