東欧革命1989―ソ連帝国の崩壊 (新装復刊)

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  • サイズ 46判/ページ数 632p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560095522
  • NDC分類 230.7
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「ベルリンの壁」崩壊からチャウシェスクの最期まで、米ソと東欧6カ国の政治指導者の動向、民衆の闘いを多角的に追う。

内容説明

なぜソ連は戦わずして降伏したのか?ハンガリー出身のジャーナリストが二十年をかけて関係者らの証言を収集し、公文書等を渉猟して描いた東欧革命の全貌。

目次

第1部 冷戦(労働者国家;希望のメッセージ―一九七八年十月十六日(月曜日)、クレムリン
連帯―一九八〇年八月九日(土曜日)、グダニスク(ポーランド) ほか)
第2部 雪解け(新生ツァーリ―一九八五年三月十日(日曜日)、モスクワ
剣と盾―一九八五年四月、東ベルリン
レーニンの使徒―一九八五年四月四日(木曜日)、モスクワ ほか)
第3部 革命(非難合戦―一九八九年一月一日(日曜日)、ブダペスト
獄中のハベル―一九八九年一月十六日(月曜日)、プラハ
円卓会議―一九八九年一月十六日(月曜日)、ワルシャワ ほか)

著者等紹介

セベスチェン,ヴィクター[セベスチェン,ヴィクター] [Sebestyen,Victor]
ハンガリー・ブダペスト生まれ。幼少時に難民として母国を離れる。ロンドンの「イブニング・スタンダード」紙で主任論説委員などを務めたほか、イギリスの数多くの新聞社で活躍した。1989年、東欧共産主義政権の崩壊を広範囲にわたって現地で取材、また90年代の旧ユーゴスラビア紛争も報道した。最初の著作『ハンガリー革命1956』(白水社)は高い評価を受けている

三浦元博[ミウラモトヒロ]
1950年、滋賀県生まれ。東京外国語大学卒。共同通信社を経て、大妻女子大学社会情報学部教授

山崎博康[ヤマザキヒロヤス]
1948年、千葉県生まれ。東京外国語大学卒業後、共同通信社入社。81‐86年、および89‐93年ワルシャワ支局長。95‐98年モスクワ支局長。現在、共同通信社客員論説委員。法政大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

13
「本書はハッピー・エンドの物語である。」この書き出しで一気に持っていかれる。600ページ越えの大著だが、ゴルバチョフやホーネッカーといった指導者からワレサ、ヴァーツラフ・ハベルら抵抗運動家たち、そして無名のデモ隊まで、数多くの登場人物が紡ぎ出す重層的なドラマに乗って、東欧革命の「物語」を堪能できる。ゴルバチョフの改革を起点に、流血の悲劇や喜劇じみた崩壊など、各国それぞれに革命に至る流れがあって面白い。未来を変えようとした当時の人々の熱い思いには、歴史を動かしたパワーを感じるところである。良書。2020/10/31

takao

3
ふむ2024/01/08

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