出版社内容情報
陥落前後、不詳の女性が綴った稀有な記録。空襲と飢餓、略奪と陵辱、身を護るため赤軍の「愛人」となった女性に安穏は訪れるのか?
内容説明
戦争被害と加害の実態。1945年、首都の陥落前後、ある女性ジャーナリストが身近な惨状を冷徹な眼差しで捉え、綴っていた。生と死、空襲と飢餓、略奪と陵辱…。身を護るため赤軍の「愛人」となった女性の行方は?女性の目、市民の目から描く、類を見ない戦争日記。
目次
序文(アントニー・ビーヴァー)
ベルリンがまざまざと自分の目で戦闘を見た日にはじまるクロニクル
ドイツ語版編集者の後記(ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー)
著者等紹介
ビーヴァー,アントニー[ビーヴァー,アントニー] [Beevor,Antony]
英国の歴史家
エンツェンスベルガー,ハンス・マグヌス[エンツェンスベルガー,ハンスマグヌス] [Enzensberger,Hans Magunu]
ドイツの詩人、作家、批評家
山本浩司[ヤマモトヒロシ]
1965年大阪生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程中退。早稲田大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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