内容説明
右翼はなにをめざすのか。戦後における右翼の動向と実態を詳細に分析し、新たな戦略と方向性を解明する。
目次
第1章 右翼勢力の追放と復活
第2章 安保闘争以後の右翼勢力
第3章 戦後右翼のイデオロギー
第4章 戦後右翼の活動と役割
第5章 児玉誉士夫と政界
第6章 右翼勢力の組織構造
第7章 最近の右傾化と右翼の戦略
第8章 新保守時代の右傾化路線
補論 行動右翼の実情―愛媛県の事例
著者等紹介
堀幸雄[ホリユキオ]
1929年東京に生まれる。1953年青山学院大学商学部卒。毎日新聞社入社。1986年愛媛大学教授。1989年東北福祉大学教授。1999年東北文化学園大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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無重力蜜柑
14
初版は1983年発行。93年に出た増補版を17年に再販した新装版。要するに結構古い本なのだが、同時代の細かい事件や政局、統計データに焦点を当てたルポ的な構成のため、史料的な価値がある。特に地方の謎の零細右翼組織の構成員へのインタビューなんかはリアルで面白い。……アカデミアの世界では戦後右翼の評判というのは碌でもないものだ。無論、左巻きなアカデミアで右翼の評判が悪いのは当然だが、戦後右翼は戦前右翼との比較で批判されがちだ。彼らには戦前ほどの思想性も革新性もなく、概ねヤクザか体制の番犬程度の存在とされる。2025/08/30
ぼんきち
1
ネトウヨなどと雑駁に見切ってしまうことが多いが、実のところ、どういう存在か、どんな系譜にあるのか、考えるとよくl分かっていない。そんな右翼勢力を、右翼の芯となる天皇が人間宣言をした段階から辿り直す。安倍政権を支える日本会議の源流を探ることにもなる。安倍氏の祖父岸信介政権が重用・活用したと位置づけられているのに納得。精緻に綴られる、もう一つの戦後史。日本政治の今後を考えるのに 必読の一冊だ。2017/07/31




