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内容説明
道長の歌をおさめ、紫式部も読んだ勅撰和歌集。歌のやりとりを通して平安貴族の人間関係を知り、王朝の雅な文化や恋のルールを解説する入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
12
『源氏物語』と同時期に成立した勅撰和歌集。岩波文庫版の全歌集も読みたいと思う。とてもよい。「手も触れで惜しむかひなく藤の花底にうつれば波ぞ折りける」「君をのみ恋ひつつ旅の草枕露しげからぬ暁ぞなき」「夏衣薄きながらぞ頼まるるひとへなるしも身に近ければ」「世の中にあらましかばとおもふ人なきがおほくもなりにけるかな」2023/12/10
fseigojp
8
このあと後撰集がでるのかな2024/04/08
mdoguti
5
大河ドラマの本郷奏多さんの怪演も記憶に新しい、花山院の下命より生まれた勅撰集ということで手に。内容は、約1350首中の67首を抜粋し口語訳、解説を加えたもの。解説は語り口調で、生涯学習の教室で川村先生が講義をしている風に。軽い口調ではあるものの、歌の「ことばの連鎖」に着目し、本歌集のみならず同時代に楽しまれていた諸作品へも関心が向くように腐心されている。むしろそれがねらいだったのかもと思わせる、著者の言う「平安のきらめくメロディ」が感じ取れる好書であった。2024/04/07
二木康全
4
知名度は今一つである和歌集かもしれませんが、百人一首にも採られている和歌や大河ドラマ「光る君へ」に登場する人物が詠んだ和歌も収められており、親近感が持てるのではないでしょうか。2024/07/29
狐
2
再読。2024/04/13