文春文庫<br> 復讐法廷

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文春文庫
復讐法廷

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167275198
  • NDC分類 933

出版社内容情報

凶器も目撃者もある。しかも自白して、堂々と犯意を認めた。強姦殺害された娘の復讐とはいえ父親の有罪は免れない。この最も弁護困難な被告を救うすべはあるのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

21
デニス・リオーダンの娘は暴行され、惨殺されます。激怒したデニスは、銃を購入し犯人を殺害して、警察署に出頭。自分の罪を自白して、裁判にかけてくれるように頼みます。彼の弁護を担当する男は理想に燃えた若い弁護士です。デニスを何とか救えないか奮闘するのですが……。これは傑作。1ページ目から緊迫感があって、読み始めたら止まらなくなります。作者は法律は絶対的なものなのかと問いかけます。親子の情や仕事の意味といった普遍的なテーマが織り込まれた展開が見事です。読み手の予想を覆す結末も優れており、第一級のミステリーです。2024/05/22

本木英朗

14
ヘンリー・デンカ―のこの長編は、俺は2002年に買って読んでからは、今回が2回目である。〈一人の男が、ある分署の受付にいた。「人を殺してきた。裁判にかけてくれ」ーー凶器も目撃者もある。自白して堂々と犯意も認めた。だが弁護人は……〉 これはもう、読むしかないよ、うん。とにかく最後まで、だなあ。果たして犯人は、本当に有罪か無罪か、というところが、面白かったっす。いやー、満足だったねえ。またいつか読みたいな。2019/07/09

Yuichiro Komiya

13
娘を殺された父親が、犯人を射殺。父親は逮捕された。どこを見ても有罪は確かと思われるなか、若い弁護士は彼を助けようと、巨大な法曹界を相手にして立ち上がる。権力に立ち向かう弁護士もいいが、感情に流されず、いつも冷静沈着な検事も良かった。レスター検事はこういう法廷ものには珍しく、すごくいい人だった。2017/09/29

東森久利斗

2
人の命や運命でさえゲーム感覚になってしまう米国ならではの嘘のような本当の法律の仕組みにビックリ。法廷の緊迫感溢れる描写は読みごたえ充分。ヘビー級ボクサーのボディブローなみのダメージ。2018/10/12

tai65

2
星5つ2018/02/04

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