文春文庫
十津川警部 ロマンの死、銀山温泉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167454395
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ドラマ「おしん」で知られる銀山温泉再興を願う若者たちと連続強盗殺人事件の接点とはいったい何なのか。十津川警部の推理が冴える。

内容説明

サラ金のN金融江戸川支店強盗、阿佐谷での幼児誘拐、社長愛人宅に押し入った男女二人組、そして西武新宿線での痴漢恐喝。二百万円と強奪金額を決め、けが人を出さない奇妙な事件の裏に若い男女の影が。都会の生活に夢破れ、山形の温泉にロマンを求めた彼らに伸びる巨悪を、十津川は暴けるのか。感動のミステリー巨篇。

著者等紹介

西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5(1930)年、東京生れ。陸軍幼年学校で終戦を迎えた。都立高校卒業後、人事院に十年余勤務。作家をめざし多くの職業をへて、38年「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞。その後40年に「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞、56年「終着駅殺人事件」により第34回日本推理作家協会賞(長編部門)、平成16年に第8回日本ミステリー文学大賞、22年に長谷川伸賞を受けている。著書多数。トラベル・ミステリーの第一人者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fumikaze

9
十津川警部も亀井も人間味があるし、殺人犯もそんなに根っからの悪党には思えない。いつも思うが、著者の十津川警部シリーズでは沢山の殺人事件が登場する割には、ある意味昔からの時代劇に似た安心感があり読みやすい。多分私はその安心感にひかれているのだと思う。2018/02/08

Tom

1
いろいろと考えることにつかれたときには西村京太郎を読むに限る。なんか、安心するのよね。文体と、雰囲気と。 いつも通り面白かったのですが、「銀山温泉」そのものの魅力がどう絡むかに期待していたら、それほどでもなかったのがちょっと拍子抜け。逆にそこそこ縁のある「舘山寺温泉」が出てきてちょっと笑った。2019/08/25

ナガサワ

1
ロマンの死、ね。夢もロマンかもしれないし、仇討ち(の末のビッグネーム撃沈)もロマンかもしれない。しかし、政治家を悪人にしたてるの好きだね、西村氏。まあ、判りやすい判官贔屓かもしれないけど。ところで銀山温泉、例の青い瞳の女将さんは今はいないらしい。けど、彼女の登場もあの当時はロマンだったかもしれない。2013/06/08

miyaji

1
西村京太郎作品はすぐに引き込まれる。最後まで読まないと気が済まない。今回もよかったです。2012/01/24

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