角川ソフィア文庫<br> 古今和歌集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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角川ソフィア文庫
古今和歌集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

  • 著者名:中島輝賢【編者】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043574186

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内容説明

春夏秋冬の四季や恋といった自然や人事を詠んだ歌を中心とした、日本の風土に根ざす約一一〇〇首の中から、これだけは読んでほしい、味わってほしい和歌を選び、巻順に配列。歌はすべて振り仮名付きで朗読にも最適。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

目次

巻第一―春歌上
巻第二―春歌下
巻第三―夏歌
巻第四―秋歌上
巻第五―秋歌下
巻第六―冬歌
巻第七―賀歌
巻第八―離別歌
巻第九―羇旅歌
巻第十―物名〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mijas

52
巻頭のカラー写真「吉野龍田図」が素敵!和歌の世界のイメージそのもの。美しい光景を一枚の絵のように思い描けるのが和歌の醍醐味だと思う。本書は70首とそれに関する歌が掲載されている。古今和歌集には同じテーマで似たような歌が幾つもあるので、歌を比較できるこの構成は嬉しい。コラムや挿絵も楽しめる。世の中はどうであれ「私はこう生きている」というような、自らの心の有り様が強く詠まれているのを古今和歌集の歌から感じる。仮名序にも「人の心を種として…」とある。心にあるのは花なのか、月なのか…歌を通して見えるのは自分の心。2017/05/23

yama

38
三十一文字(みそひともじ)に込められた平安人たちの想いとは何か。有名な仮名序「倭歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に、思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言い出せるなり。花に鳴く鶯、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。力をもいれずして、天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女の仲をもやはらげ、猛き武士の心をも慰むるは歌なり」で始まる古今和歌集。その約1100首から70首を選び初学者にも分かる→2023/10/07

森の三時

26
あまたある和歌の中から当時最高と言われる選者が1100首あまりを選別した「古今和歌集」。この本では更にビギナーズ用として親しみやすい70首を編者が紹介しています。和歌にはフリガナもふられ、解説もあるので初心者にも分かりやすい。恋の歌、季節の歌、当時の暮らしや習慣を知ると理解が深まります。素晴らしい「仮名序」の存在を知ったことも収穫でした。その時いいなぁと思った和歌に出会ってもいつも通り過ぎてしまい忘れてしまう。これからはメモして、自分が好きな和歌の選集を作ってみたいと思いました。2017/11/18

しゅてふぁん

26
全20巻、約1100首の中の70首が紹介されている。有名な歌人の和歌が紹介されているのか、大半が他の文献などで見かける人物だった。ひたすらに和歌だけを読み続けていると、途中から頭に入ってこなくなるので少しづつ読んでいった。このシリーズの凄い(やっかいな)トコロは、少しでも読んでしまうと全文を読みたくなること!あぁぁぁ、また積読本が増えていく…。2017/05/07

ひと

25
五島美術館で開催されている「古今和歌集を愛でる」展にあわせて手に取った。このシリーズ、本当に良い。これまで古典には全然興味がなく、スルーしていたが、読みやすい分量と簡易な解説で和歌の概要がわかった気になれた。四季、恋愛、別れ、旅、賀など、日本人が心を動かされる場面で詠まれた歌に接し、日本人の血が流れていることを改めて認識。色恋好き過ぎな気はするが…。きれいだなと思ったのは、紀貫之の「櫻花散りぬる風のなごりには水なき空に波ぞ立ちける」2023/04/16

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