角川ソフィア文庫<br> 大鏡 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader

角川ソフィア文庫
大鏡 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

  • 著者名:武田友宏【編者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043574247

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

平安貴族の最盛期を築きあげた道長の栄華に至るまでの、176年間の藤原氏の王朝の歴史物語。歴史的人物に焦点を当てた史実にまつわる裏話や逸話・人物像などが、簡潔にいきいきと描かれ、興味は尽きない。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

目次

『大鏡』上(雲林院の菩提講―序;策謀による天皇の出家―花山天皇;見えない御髪を撫でる天皇―三条天皇 ほか)
『大鏡』中(村上天皇の皇后安子の悋気と兄弟思い―右大臣師輔;師輔の吉夢、夢解きを誤って幸運を逃す―右大臣師輔;多才の行成、幼い天皇に独楽を献上、御心に適う―太政大臣伊尹 ほか)
『大鏡』下(顕信の乳母、出家の前触れに気づかず絶望する―太政大臣道長;道長の栄華を実現させた妻と娘たち―太政大臣道長;道長、胆力をもって兄弟・又従兄弟を圧する―太政大臣道長 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁Lei❁

37
藤原道長の栄華を批評混じりに語る、紀伝体の歴史物語。高校で習った話もあり、懐かしさを感じつつ読了しました。藤原公任は高飛車でお調子者なところがあるけれど、それに見合うほど実力の伴った大文化人なところが好きです。冷静沈着で明晰な三蹟の一人である藤原行成も好きなので、彼の父親の義孝の話が収録されていなかったのが少し残念でした。『古今集』撰者の凡河内躬恒が弓張月の歌を詠んだ話では彼の和歌の才能が溢れ出していて、改めて好きだと思いました。和訳、原文、解説という配置や巻末付録が充実している点が良かったです。2021/07/22

しゅてふぁん

35
興味を持ったのは、中関白家や道長一家はもちろん、菅原道真や村上天皇の話。時代が遠すぎて、今と何もかもが違いすぎて現実味がなく感じてしまうだけに、村上天皇は恐妻家とか、生身の人間ぽくていいなぁ。宮中の様子だけではなく、競射や賭け双六の話なんかも出てきて楽しかった。いつか、全文を読みたいな~。2016/11/09

フリージア

34
ビギナーズ・クラシックスで歴史物語「大鏡」 藤原摂関政治の時代を190才の世継と180才の繁樹が物語る、という驚きの始まり。文徳天皇と藤原冬嗣、この二人は孫と外祖父の関係で、ここから外戚による摂関政治が始まったという。藤原道兼が策謀によって花山天皇をご退位させた話、藤原氏が娘を東宮に入内させ、男の子を生ませて皇后や中宮とし、外戚として摂関政治を行い権勢を掴んでゆく様子を語っていた。道長は幼少の頃より胆力、武力に優れていた話もあった。歴史物語とはいえ抜粋のせいかつながりが良く分からなかった。2021/07/21

fseigojp

19
9世紀後半から11世紀前半の200年間の宮廷政治が述べられている この時代の庶民については、日本霊異記などを読むべきか2020/03/03

LUNE MER

17
「光る君へ」のお陰で藤原兼家とその子供達(道長を含む兄弟達)のイメージが具現化されているところで、本書を読むと面白い。ゴシップネタや怪異を含む四方山話満載で、大河の予習となる面もあれば、ドラマに登場しなさそうな裏話なども押さえられる。本文庫はオリジナルから一部抜粋された構成になっているので、退屈することなく美味しいところだけつまみ食い出来る程よい一冊。2024/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/500730
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数43件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす