内容説明
美貌と歌才に恵まれ権門の夫をもちながら、蜻蛉のようにはかない身の上を嘆く作者の21年間の日記。鋭く人生を見つめ、夫の愛情に絶望していく心情を描く。現代語訳を前面に出し、文法知識不要で古典を楽しめる。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
目次
上巻(はかない身の上;兼家の求婚;婚前の文通 ほか)
中巻(三十日三十夜はわがもとに;安和の変―左大臣源高明流罪;弓を競う―道綱の活躍 ほか)
下巻(兼家大納言に昇進;固き妻戸;春雨煙る朝 ほか)



