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内容説明
身近なことを句に詠み、人生の辛さや切なさを作品へと昇華させていった一茶。古びることのない作品を、人生に沿ってたどりつつ、やさしく鑑賞する入門書。
【目次】
小林一茶の生涯
一、よく知られた一茶
二、修養時代
三、父の死
四、江戸での一茶(本所相生町時代)
五、江戸での一茶(『七番日記』の時代)
六、信濃での生活
七、『おらが春』の世界
八、晩年
解説 長谷川櫂
略年譜
参考文献
初句索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
4
芭蕉『奥の細道』の矢口高雄のマンガ化と、岩波文庫の黄206-11『芭蕉自筆 奥の細道』(カラー写真による印影つき)を先に買ったが、俳句の歴史をちょこちょこ眺めるうちに、こちらを手にした▲2017年に藤沢周平の小説『一茶』の映画が公開されており、合わせて刊行された様子▲子規の一茶評価は低く、反対に高く評価するのは長谷川櫂。本書の解説も長谷川である。〈一茶にはじまった近代大衆俳句が現代までつづいている〉。〈日常語の使用と個人の心理描写。どちらも芭蕉や蕪村の俳句にはなかった特徴〉▲あと重要なのは真宗門徒なこと2023/04/11
オールド・ボリシェビク
2
これは良い。名著だ。一茶を「通俗的な俳人」という先入観から解き放ち、近代人の一人として把握しているのが極めて新鮮である。よく知られた句を紹介したのち、修養時代から晩年までの足跡をたどる。その時々に一茶は何を思い、何を句作に反映させていったかがとてもわかりやすく叙述されていて、感心した。著者は俳人。やはり俳人の紹介は俳人なのかなあ。「古典」と構えてしまうと、その俳人の持つわかりやすさが消えてしまうのだろうか。いずれにせよ、高く評価すべき一冊。2024/09/26
イガラシ
2
小林一茶の人生自体よく分かってなかったので、勉強になりました。分かりやすい句がたくさんあるけど、かなり推敲していたんですね。2019/05/17
gontoshi
2
これまでの小林一茶観が、変わりました。 一茶を知るには良い本だと思います。2018/10/22
豆ぐみ
2
最初に、一茶が北斎と同時代人、大衆文化隆盛の時代、みかたによっては近代の始まりとあって、なるほど~。ふりがな付きでありがたい。小見出しで数えて73句を解説。 ・天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ(てんにひばりにんげんうみにあそぶひぞ) ・花の影寝まじ未来が恐ろしき(はなのかげねまじみらいがおそろしき)、など。2017/11/22
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