内容説明
日本橋の木原店の一膳飯屋の主・季蔵は、桜が満開の霊岸島へ弁当と酒を提げて一人花見にでかけた。今は亡き友人・武藤を供養するためだった。だがその翌日、霊岸島で酔っ払いの行き倒れと思われる遺体が発見された。呉服問屋に奉公していた若い手代だという――。花見弁当、若葉膳、春タルタ……季蔵の美味しい料理と推理が冴えわたる! 亀吉親分の飼い犬シロも大活躍の、大ベストセラーシリーズ、待望の第二十三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
万葉語り
36
シリーズ23作目。武藤を一人偲ぶために柚子を使った料理をもって花見に行った季蔵の前に酒飲みの犬がまとわりついてくる。その後隣の煮売りやの惚れっぽい一人娘桃代ちゃんの恋を巡る騒動にその犬も関係してきて、多くの人が犠牲になっていく。おいしそうな料理が救い。2018-342018/02/11
ううち
19
シロが賢くてかわゆい。でもお酒なんて飲んで大丈夫なのかな?濁り酒に合うお料理やお茶づくし、タルタが美味しそうでした。もう24作目でてる!2014/06/23
ジュール リブレ
18
花見の華やかさは出てくる食事に表れているのだけれど、これだけ殺伐とした事件が続く塩梅屋は、外からみると結構不思議。裏を知っている人たちはまあ、いいのだけれど、近くにいるおきくさんとか三吉くんとか、不思議に思わないのだろうか、と本筋から離れたところに気持ちが行っている。。。犬のシロは 良い役回り。名ワトソン君になりそうで、そろそろクライマックスに持っていくのが良いようにも思える。2014/04/04
えみりん☆
17
シロの登場で少し和んだ気がします。お酒の飲める犬って凄いし、大活躍で心温まりました。料理目当てでここまで読み進んだと言っても過言ではないけれど、お茶を使った料理があるとは驚きです。茶素麺や茶豆腐はまあ、ありかな、といったところ。鯛や鰯をお茶で蒸したり煮たり、どんな味になるのだろうと気になります。柚を使ったタルタは清々しくて美味しそうです。2014/11/26
niaruni
12
シロ、大手柄! シリーズものはシリーズ色を維持しつつ、新味を加えて行かねばならないわけで、今回はその手で来たかっ! 塩梅屋の飼い犬になって準レギュラー化するのかと思っていたけれど、それじゃ安直すぎるものね。2014/07/19
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