内容説明
日本橋は木原店の一膳飯屋塩梅屋。梅雨時のある日、主の季蔵と三吉が茗荷料理の仕込みをしていたところに、戯作者の華多屋徳次郎と名乗る男がやって来た。「あなたの料理の腕をもってして、生ウニ料理を流行らせてはいただけませんか?」と季蔵に深々と頭を下げた。その数日後、同心の田端と岡っ引きの松次が店にやって来て、大伝馬町の生糸長者・華多屋徳右衛門が大川の上から忽然と消えたという……。季蔵は美味しい料理で市井の人々を喜ばせる一方、町の事件の真相を追う。大ベストセラー書き下ろしシリーズ、二幕目第六弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんぽぽ
28
いつも通り、力技でこじつけた感満載。 最近はうにとかあわびとか、そんなの参考にできないよ!素材なのはなぜなんだろう? で、申し訳程度に登場した瑠璃はどうなるの?読み続けているのは瑠璃がどうなるか知りたいだけなのに。 2017/09/10
真理そら
18
このシリーズは一幕目が終わった途端に二幕目が再開したので、二幕目の途中で息切れした読者である。が、図書館で見つけたので借りてみた。塩梅屋の場面が少なくなり、瑠璃さんの登場も増えているわけではないし…なんだかなあ、と思うけど料理は現代の参考になる。「稲庭うどん」の乾麺がさっと取り出せるほど常備してある江戸時代の一膳飯屋のパスタ風ウニ料理はおいしそうだった。2018/01/13
小梅さん。
18
このシリーズでは、ままあることだけれど、今回もやりきれない事件。 まさかの、あの人があんな役どころとは。 姉妹の確執は、姉の気持ちがよくわかるだけに切ない。それを利用するやつは、絶対に許せない。 結婚して、おき玖の出番は減って残念だけど、三吉がどんどん成長しているね。 ここらで、瑠璃の症状に目覚ましい回復があってほしいところ。2017/06/26
kagetrasama-aoi(葵・橘)
14
三十三作目。今回は”うに料理”、一膳飯屋の体を成していないのでは……。前回の西洋料理のおせちといい、ヴァリエーションをつけるためにしてもやり過ぎって感じで……。瑠璃の様子もなんだかはっきりしないし。もう今回で読むの止める決心しました。完結したら最終巻だけ読むことにします。最初はとっても面白かったのに、シリーズを長らえるために、残念な結果になっていると思います。季節がめぐり、三吉が成長し、他の脇の人もそれぞれに変化があるのに、瑠璃だけはそのまま置き去り。興味が薄れてしまいました。残念です。2018/02/28
まさ公
12
もうどんな結末にするのか知りたいためだけに読んでる感あり。2018/03/22
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