内容説明
長い梅雨が明け、江戸に夏がやって来た。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋では、今が盛りの茗荷風味の叩き胡瓜などが供されていた。そんな折、胡瓜を手にした妙な彫り物が入った死体が発見された。塩梅屋の主、季蔵も創作の手伝いをすることに……。鰹のきじ焼き、鮎尽くし料理、瑠璃との思い出の真桑瓜で作った水菓子……など美味しい夏の料理に腕をふるいつつ、奇妙な事件を追いかける季蔵の活躍を描く、大ベストセラーシリーズ、熱望の第二十四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
68
大昔にどこかのリアル書店で購入した本。 梅雨があけた夏のころの江戸が舞台。胡瓜もアサガオもマクワウリも夏ですね。鮎は…、すみません瀬戸内海の島住みなので旬がいつなのかよく知らないのです。 手の込んだおいしそうな食べ物の傍ら心の病(多分うつ病)で食事を楽しむことがままならない女性も2人。なんかうつ病で苦しんでいた昔の私を思い出します。 2025/01/02
優希
44
夏らしい料理に満ちていて爽やかでした。2022/08/21
万葉語り
35
シリーズ24作目。タイトルから期待するようなことは起こらず、塩梅屋が出会茶屋のようにしたたかな女に使われて、人殺しも頻発する。なんとも、後味の悪い巻でした。2018-342018/02/11
えみりん☆
23
ついに24巻まで来てしまいました。瑠璃さんは一向に良くならないし、季蔵とおき玖の進展も全くないし、勝手に事件が起きて勝手に解決している感は否めませんが、料理には興味津々で鮎尽くしには、季節ではないものの、食べてみたくなりました。鮎姫めしは美味しそうです。この調子でつらつらと続いて行くのでしょうか。でもきっと料理目当てで読み続けそうです。2014/11/26
ジュール リブレ
21
珍しく一冊で謎が解けない。次巻に続く、ですね。胡瓜は、武士は食べたのかな?2015/02/22
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