内容説明
ことさら厳しい寒さが続き、人々が春の摘み菜売りの声を待ち望む如月。日本橋にある一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、二葉町の太郎兵衛長屋に浪人が住み着き、人々に手料理を振る舞っているとの噂を耳にする。ほどなく浪人は塩梅屋を訪れ、自分を雇い入れて欲しいというのだった。その頃、汐留橋近くに繋がれた小舟で男が殺されているのが見つかった。手掛かりは、小舟に残された一束のセリ――。事件の下手人は? 謎の浪人との関係は? 北町奉行の密命を受けた季蔵は、密かに探索を始めるが……。早春鮨、烏賊三昧……心のこもった料理の数々が春の訪れを告げる、大ベストセラーシリーズ、待望の第十九弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
万葉語り
28
シリーズ19作目。この人を始末するにちがいないと思った人が、実はいい人でびっくりしました。烏賊焼きが美味しそう。つくしの混ぜご飯も美味しそうです。2016/05/11
myunclek
28
このシリーズは順を追って読んで無いので、登場人物の出現が後先に^o^武藤は、ここで登場した訳だ。何だか話がバタバタと進み過ぎて、三吉の失恋話が軽く流されてしまったような感じ。その辺りの人情を、もう少し読みたかったような気もしたが…。2015/07/31
σ(-。-)
21
日本の玩具で、木製のからくりおもちゃで、ぱたぱたと裏と表が入れ替わる「ぱたぱた」ってのがあるんだけど、そんな感じの構成だったな。ところで、烏賊は何烏賊?2013/03/29
ぶち
17
捕り物帖は相変わらず単調に進んでいって何か盛り上がりに欠ける。このシリーズ惰性で読んでいるような....惰性でも読み続けるのは作品にそれなりの力があるからなのでしょう。料理の方は春尽くしですごーく美味しそう。土筆の佃煮なんて堪りません。イカと里芋の煮転がしが江戸の庶民の味として紹介されていますが、私は大根と烏賊の炊き合わせの方がが好物。冬の名残の大根と春が旬の烏賊との出会いものなんて、両方の季節を味わえて最高です。江戸時代にはなかったのかな?烏賊にヨモギを詰めて焼くのは今度試してみようっと....2018/04/22
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
14
第19弾。かなり間が空いてしまったのだが、裏家業と料理の描写のバランスがいい塩梅なので難なく読めた。ここまで巻数が進んでも瑠璃さんが治らないままなのは切ないけれど、三吉君が成長してるのが嬉しいかな。2015/01/19
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