時代小説文庫<br> おやこ豆 料理人季蔵捕物控

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時代小説文庫
おやこ豆 料理人季蔵捕物控

  • ISBN:9784758437509

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内容説明

風薫る初夏、日本橋にある一膳飯屋・塩梅屋を、さと香という艶やかな芸妓が訪ねた。気性がまっすぐで誰からも好かれる彼女だが、訳あって父親と絶縁しているという……。その頃、塩梅屋の主・季蔵は、端午の節句に呉服・太物問屋の京極屋で起きた跡継ぎ殺しについて耳にする。塩梅屋を訪れた同心は、京極屋の主の妾・おいとがお縄になったと語るが――。笹の香りがたまらない粽、父の思い出がつまった空豆、新緑の川面に見立てた葛ひき椀……目にも愉しい初夏の口福の数々が登場する、心温まる大ベストセラーシリーズ、待望の第二十弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

58
ほぼ半年ぶりの料理人季蔵捕物控シリーズです。 半年ぶりともなると、何か新鮮に感じられます。三吉は徐々に料理をまかされるように成長していますし、豪助のところの子供はしゃべれるようになっています。周りはそれぞれに変化しているのに、季蔵と瑠璃の間の進展はなく、それに呼応しておき玖にも変化はありません。この主役たちに、いつ動きがあるのでしょう? 登場してくる料理の空豆尽くしや鯖は美味しそうですが、絡んだ事件は悲惨なもの。季蔵の裏稼業の出番となるのも致し方ないか.....2018/11/03

万葉語り

31
シリーズ20作目。今回は季蔵による仕置きがあった。瑠璃さんがかえる柄の着物を欲しがったエピソードが切ない。いつまで待てば報われるのだろうか。2016-1272016/05/23

myunclek

30
みをつくしの代わりと言う訳じゃ無いんだけど、同様な読み応えを求めてしまう。このシリーズは、順を追って読み進め無くても読み切りだからOKだと思ってましたが、既に20巻だとか。流石に登場人物などの理解が覚束なかったり。料理に人情、加えて捕物。今回「生き身鯖」では、余りに性急な事件の解決に話の余韻が薄れてしまったように感じました。捕物を中心にしない方が好きだな。2015/06/24

σ(-。-)

26
自分勝手な人ばかり、の巻。でも、そんなところも、このシリーズらしい感じもする。2013/06/20

ジュール リブレ

19
せつない話が多かったな。 美味しい食べ物の話と、そして、許しがたい悪人の話と… 仕事人的な生き方もあるけど、その先に何があるのか、そろそろ明らかにして欲しいな2013/08/07

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