内容説明
江戸日本橋は木原店にも、寒い冬がやってきたが、一膳飯屋「塩梅屋」からもれる灯はあたたかい。主の季蔵は、今宵も常連客に腕をふるっている。そんななか、下働きの三吉が、季蔵に内緒で副業をやっているらしい。しかもその三吉に殺しの疑いがかかり──。絶体絶命の危機に季蔵は!?(「團十郎菓子」より)表題作他「干し牡蠣」「小羽いわし」「冬いちご」のバラエティーに富む四篇。美味しい季節料理と驚きのミステリー、人間の心の深奥を描き切る、平成、令和の大ベストセラーシリーズ、益々絶好調の第四二弾。(解説・細谷正充)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
71
シリーズ第42弾。作家さんも頑張るけど、読者も頑張ってます。一言言わせていただくなら、料理本ではないのだから料理のレシピはこんなに詳しくは要らないです。これだけ長く続いているのだから多少のマンネリ化は覚悟の上。和田さんも色々手を変え品を変え…作家さんてスゴイですね。今回は下働きの三吉が内緒で副業をやり始め、調べるとどうやら好きになった女性の手伝いをしているらしい。でも、それがある事件と関わってきて季蔵を悩ませることに。久々に疾風小僧の登場もあれば、瑠璃に嫉妬するシーンもあったりまだ読めるぞと思わせる今作。2021/12/26
ひさか
21
2021年12月ハルキ文庫刊。書き下ろし。シリーズ42作目。干し牡蛎、小羽いわし、團十郎菓子、冬いちご、の4つの連作短編。予想できない展開はいつものことで、細谷正充さんの解説が面白い。2022/03/09
ミド
9
あの小さかった三吉も大人になったんだなあとしみじみ。瑠璃は家を出てよそに料理を食べにいけるくらいは回復してるのか。セリフにいちいち「っ」がつくのが気になる。なんでみんなそんなに叫んでるの。冬吉が豪助とよく似てるというのは今後の話に何か関係あるのか。ただ外で庭仕事をしているのに色が白いのはおかしいよと指摘するためだけだったのかな。この話に伏線とか求めたらダメだよね。2023/06/29
水上つた
4
三吉さん、前に失恋したことがあったなあ。って思い出したけど、いい子なんでしょうね。お菓子屋さんにも気にかけてもらってるし。 登場人物は何歳くらいになってるのか、もうわからなくなってます。2023/02/12
まさ公
4
苦笑い。2022/02/11
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