内容説明
日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」。主の季蔵と先代の娘・おき玖が、美味しい冷茶の試作をしているさ中、季蔵の弟分である豪助がやって来た。「甘酒屋みよし」の父親がこれぞという“涼み菓子”を考えてきた男を、娘おれいの婿にすると約束したという。おれいに思いを寄せる豪助に季蔵が助太刀をすることに……(「涼み菓子」より)。表題作他「婿入り白玉」「夏の海老」「乙女鮨」の全四篇を収録。人びとに美味しい料理と幸せを届けるために、今日も季蔵が大活躍。シリーズ第十二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
59
豪助さんの心変わりが早いなと思わされました。婚約者が死んだと思えば、その妹とできてしまうのはなんだかなと感じます。恋愛色に染めなくてもいいような気がします。2019/06/30
Mark
25
うーむ。豪助のおき玖への片想いを諦め、甘酒屋のおれいと結ばれるかと思いきや父娘とも殺されてしまう意外な展開。料理はおいしそうでとっても引き込まれますが、物語の方は急速な展開にやや戸惑いました。今回は冷茶を楽しんでみたいなと思います。2015/03/10
万葉語り
25
料理人季蔵捕物控12作目。おき玖ちゃんになんとなく振られてしまった豪助さんの新たな恋を応援していたら、また血なまぐさい事件が起こってしまう。この事件の犯人は生臭いという言葉がぴったりな外道だった。エビのかき揚げと茄子のお寿司が食べたくなる。かっぱ寿司でも行こうかな。2015/02/08
えみりん☆
21
豪助の意外な展開、やっと家族が出来ると思いきやそっち?移り気も速過ぎるのでは?まあ、いづれにしても、幸せになって欲しいところです。美味しい冷茶は夏に試してみたいし、芝えびのかき揚げは美味しそう。おやつは白玉も良いかも。2014/11/15
桃水
18
2001/06/21:冷茶が手間をかけたつくり方でとても美味しそうでした。また西瓜糖の青臭い香りなどの描写でいつもより想像しやすかったです。もっともこの時代甘い西瓜が普及していたのかは分かりませんが。2011/06/20
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