内容説明
門人が何者かに襲われる事件が続き、秀士館のまわりに不穏な空気が漂い始めていた。狙いはどうも直之進らしい。そんななか、直之進は館長・大左衛門の頼みで大山・阿夫利神社へ木刀奉納に赴くことに。足を延ばして「信玄の隠し湯」名湯・中川温泉で腕の怪我を癒せとの、館長の親心であった。思わぬことに、願掛けをしたい琢ノ介、珠吉との賑やかな道中となったが、その一行を付けねらう影あり。ひたひたと危険が迫っていた。書き下ろし人気シリーズ第三十九弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
100
口入屋用心棒「隠し湯の効」39巻。上覧試合で直之進破れた末永弥五郎が直之進の関連ある人を襲い最後に直之進を追い詰め復讐しようとする。直之進、琢ノ介、珠吉三人の旅良かったですよ、さてさて三人それぞれの大山詣でのご利益は次巻期待です。2018/03/30
ぶんぶん
18
【図書館】シリーズ、第三十九弾! 今回は館長の大左衛門の頼みで大山・阿夫利神社へ木刀の納刀をする事に。 これは、納太刀を理由に隠し湯に直之進を休めさせようとする大左衛門の温情であった。 一方、道場の門人の襲撃をの矛先を自身に向けさせる直之進の計略も。 大山に向かう、直之進、琢ノ介、珠吉に迫る、末松弥五郎の凶刃が。 やくざ者も絡み、意味深な父娘連れも交えて大山行は益々危険な事に。 御前試合の敗者・弥五郎が登場するが、余りにも理不尽、短慮な振る舞いに激怒した。 無事に江戸に戻るが、左手が直るのが早過ぎ。2023/09/24
蕭白
11
久しぶりにこのシリーズを読了。思っていた以上に先が出版されているようでビックリでした。頑張って追いかけます。しかし、主人公はどんどん無敵になっていきますね。2020/11/12
ひさか
5
2017年12月双葉文庫刊。シリーズ39作目。湯瀬直之新を恨みに思う剣士を引き連れての大山詣の道中記。前巻同様、これも1話完結のお話で、最近はちと物足りない感あります。2018/03/08
わたしは元気
4
御上覧試合での相手に逆恨みされるというお話。 信玄の隠し湯 中川温泉に浸かり左腕の痛みが無くなるというけど、一晩でそんなに良くなるなんて、、、 私も行ってみたい。2023/04/23