双葉文庫 口入屋用心棒 ： 31 徒目付の指

著者名：鈴木英治【著】

双葉社（2018/02発売）

• ISBN：9784575667301

内容説明

母の田津と護国寺に参詣した帰り途、頭巾を被った侍に声をかけられた定廻り同心樺山富士太郎は、湯瀬直之進の亡骸が見つかったと告げられ驚愕する。だが、急を知らせに小日向東古川町の長屋に走った田津の前に現れたのは、当の直之進だった。忽然と姿を消した富士太郎の行方を追う直之進と中間の珠吉。富士太郎を誘き出した謎の侍の狙いは何なのか、そしてその正体とは!?　人気書き下ろしシリーズ第三十一弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

口入屋用心棒「徒目付の指」31巻。同心の富士太郎さんが誘拐されて、直之進を中心に、友垣の左之助、琢ノ介、中間の珠吉や登兵衛さん迄も探索に。無事富士太郎さんは助けだされるが、次巻へ正体不明の謎の武士、拐かしの謎を残したまま引き継がれて少し残念。

2016/01/29

[優希]

衝撃を受けずにはいられませんでした。富士太郎を導き出した本当の理由と謎の侍の正体を知りたい一心で読みました。

2022/08/20

[ぶんぶん]

【図書館】シリーズ、第３１弾！　今回は、富士太郎が誘拐され直之進たちが探索する。　前に同じ様な話が無かったか？　毎回思うが奉行所は何をやっているんだろうか、同心が行方不明なのに何の動きも感じられない。　如何に痛快時代小説と言えどおかしいだろう。　それにしても、富士太郎よく捕まるね、一作まるまる活躍の場が無い。　しかして、富士太郎は助け出されるが、徒目付の謎と帳簿の謎が持越しになってしまった。　前後編に分けてまで書く話でも無いと思うが・・・次回、ハッとする事が起こるのか。　乞うご期待！

2023/09/09

[rakim]

新年早々風邪をひいて、寝付く羽目になっていたので読書量増えました･･･といっても積読本から軽いものを選ぶとどうしてもこのようなお気楽シリーズが優先に。今回は富士太郎さん誘拐の顛末。鈴木さんの明快な筆致は現代草紙っぽいのが好み。

2016/01/08

[あかんべ]

まさかの上下巻仕立て。前にも富士太朗が悪人に囚われて助けだされるって話、あった気がする。水も飲まされず、吊るされたままって医学的なダメージっていかほどなのか？

2015/08/27