内容説明
時の将軍の発案で、全国から選りすぐりの剣豪が一堂に会し、寛永寺での上覧試合が催されることになった。お忍びで江戸に出てきた駿州沼里の藩主真興は秀士館を訪れ、藩の代表として直之進に沼里で行われる東海道代表を決める予選に出るよう命じる。おきくや倅の直太郎を連れて故郷に戻った直之進だったが、沼里では正体不明の盗賊が跳梁していた。人気書き下ろしシリーズ第三十六弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
100
口入屋用心棒「天下流の友」36巻。今回は上覧試合の東海代表選のため故郷沼里が舞台、直之進と左之助の友情と活躍樺山富士太郎と琢ノ介の活躍が無いのは残念。2017/08/14
ぶんぶん
15
【図書館】シリーズ、第三十六弾! 今回は将軍直々の上覧居合が行われる事に、決勝は上野寛永寺だがその予選が各地で行われる。 東海地区の予選が名古屋ではなく、沼里との事、尾張柳生と将軍はよほど相性が悪いらしい。 沼里の代表として直之進が選ばれるが、という事は尾張柳生の剣客を破らねば勝てないという事に。 沼里に着いた直之進と佐之助の前に「押し込み」の一味の跳梁があった。 上覧試合と押し込み一味、難題を抱えて直之進が挑む。 徐々に流れを変える「口入屋用心棒」さてどうなるか・・・2023/09/20
ひさか
3
20173月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ36作目。将軍主催の上覧試合に出ることになった直之進。鈴木さんの描くチャンバラは、あいかわらず、ストレートで楽しい。2017/06/09
zatugei
2
シリーズ36弾。御前試合というわかりやすいストーリー。沼里での話なので富士太郎が登場しないのがさびしい。2024/05/06
ばるたん
2
一巻でまとめず、もう少し長くしても良いような題材だとも思います。さてさて気にかかる人はどうなるのか。次号へ。。2023/10/17