内容説明
湯瀬直之進が斬った緒加屋増左衛門の正体は、土崎周蔵の兄だった。一年程前に刑死したはずの増左衛門が生きていた真相を探っていく中、直之進は新たな刺客に襲われる。一方、何者かの奸計に嵌り、町方に追われる身となった佐之助にも刺客の影が迫っていた。次第に明らかになっていく腐米汚職の実態とその黒幕とは……。好評書き下ろし長編時代小説シリーズ第十弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
115
口入れ屋用心棒「雨上りの宮」10巻。今回は宿敵佐之助が罠にはまり待ち方に追われる立場になるが、後手の探索になるが今回黒幕に一歩前進するがなかなか先が見えてこないですね。 2015/07/14
ぶんぶん
18
【図書館】シリーズ、第十弾! 緒加屋増左衛門の正体は土崎周蔵の兄だった。 死亡した増左衛門が生きていた真相を探索するが、新たな刺客が。 佐之助も奸計に嵌り殺人の犯人にされてしまう、二人はそうと知らず犯人を追うが、佐之助にも刺客の影が。 徐々に現れる巨悪の影、直之進、絶体絶命! ところで、このタイトルが不明。 2023/08/16
宇宙猫
18
いりいりなこじ付けじゃなくて伏線が沼里へ、誰もかれもが関係ありってお約束。楽しまねば。2013/01/27
屋根裏部屋のふくろう🦉
6
深く掘れば掘るほど枝葉のように分かれる人間模様。しかしこれらの因果の糸が結局一本の糸につながっていくような気がする。 両親のいないおさきは千勢のことを「お千勢さん」と呼んでいたが、二人で暮らすようになってから「おっかさん」と呼ぶようになった。いじらしい。 刺客佐之助もいつしか温かい心を持ち始めた。2018/11/01
わたしは元気
4
次に続きます。すぐ読みます。2022/11/30