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内容説明
作者が時々立ち寄る自然観察施設で保護されたヒヨドリのヒナ“ヒヨちゃん”は人なつっこい性格で、たちまち職員や常連のアイドルに。ずっとここにいると、みんなが思いはじめていたのだけれど……。野鳥のヒナなんか、拾うもんじゃない。野生のものの目を、のぞき込んではならない。あの「カマキリかまさん編」(第2巻収録)以来の反響を呼んだ“せつないとりぱん”――――「ヒヨちゃん編」を収録。巻頭には家庭菜園の写真掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
47
再読。ジャガイモの皮からも芽が出るし芋も実るんだね〜ヒヨが無事に育って良かった。2014/03/25
こばまり
20
そう言えばかつて私も雀の子を拾ったり、母は梟を保護したなぁと懐かしく思い出しました。2014/04/30
マッピー
18
虫少なめでよかったが、カラー写真が…!!いや、見なかった事にしよう。今巻では、巣から落ちていたのを拾われて、施設で保護されているヒヨドリのヒナ、ヒヨちゃんの一連の話に癒される。人懐こくて、野生を忘れないよう、育てている人間の方が気を使ったって、まるで人間のようにふるまっていたヒヨちゃんも、仲間の鳥たちを見かけたら迷わず巣立って行ってしまった。作者は野生動物の目の奥には決して届くことのない何かがあると言うが、人間の子どもだって巣立つときは同じだ。淋しく見送ることしかできなかったよ。で、表紙はオナガ。2020/11/02
OHモリ
15
・今回の表紙は「オナガ」。これはまだお目にかかったことがない野鳥だ。 ・鳩は人なれし過ぎていて鬱陶しいと思っているが、 ・庭のえさ場に居座るキジバトを追っ払おうとほうきをもっていくと「おそうじですか、かまいませんよ、どうぞ」と逃げもしない「居座り感」の章が笑えた。ちなみに地元ではカモに餌をやる人はあまりいないので、このコミックと違って人が近づくとカモは逃げる。 2021/03/23
吉田あや
14
今回も鳥や虫、作物との話とゆっくりとした季節の移り変わりを満喫して大満足♡木はもの云わずに何十年も側にいてくれる「生き物」。ほんとだなぁ。草地の真ん中に大きな木。その下で読書をしたり飛んで来た鳥を眺めたりできたらいいなぁ~。巣から落ちていたヒヨちゃんを保護して施設のセンターのみなさんたちと巣立ちを見届けた話はかわいくてでれでれしたり、成長に感動したり、別れの寂しさにきゅーっとなったり。自分尺度の考え方や目線での「かわいそう」で不平等を生まない厳しく平等な優しさ。「とりぱん」はいつも生きるパワーに溢れてる。2013/08/09