聖教ワイド文庫<br> 新・人間革命 〈第12巻〉

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聖教ワイド文庫
新・人間革命 〈第12巻〉

  • 著者名:池田大作
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 聖教新聞社(2014/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784412013414

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内容説明

戸田城聖の後を継ぎ、創価学会第三代会長となった山本伸一の峻厳な「弟子の道」が綴られている。日蓮大聖人の仏法のヒューマニズムの光をかかげて、世界を舞台に繰り広げられる民衆凱歌の大河小説。
<各章の概要>
【新緑】昭和42年5月、会長就任7周年の本部総会を終えた山本伸一は、アメリカ、ヨーロッパ歴訪に出発した。アメリカでは総合本部を発足。フランスではパリ会館の入仏式に出席した。各地で新しい青年たちが喜々と活動に励んでいた。伸一は、イタリア、スイス、オランダでも、寸暇をさいて青年と会い、全力で育成にあたった。
【愛郷】帰国後、伸一は、国内を回り、6月には、長野県の松代へ。松代の同志は、2年前に始まった群発地震のなか、この地を寂光土にと決然と弘教に立つ。伸一は、地震に負けず、模範の国土、組織を築こうと励ましを続ける。8月には岐阜・高山市に。江戸時代、悪政に苦しんだ飛騨の地から、幸福の花園をと語る。
【天舞】9月、創価文化会館の落成入仏式を終えた伸一は、四国・九州指導へ。10月15日には、出演者6万2千人による東京文化祭が、伸一が見守るなか、国立競技場で開催。同月下旬、「ヨーロッパ統合の父」クーデンホーフ・カレルギー伯爵が伸一を訪問。深く共鳴した対話は、対談集『文明・西と東』に結実する。
【栄光】昭和43年の「栄光の年」を伸一の詩「栄光の門出に」で出発した学会は、広布への歩みを加速。4月8日、東京・小平の地で創価高校・中学の第1回入学式が行われた。伸一は創価学園に幾度も足を運び、我が子のごとく激励。創価学園を原点に、創価教育は大学、小学校、幼稚園へと展開。卒業生は、全世界を舞台に社会貢献の実証を示している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コウメ

20
文明の行き詰まりの根本は人間性の喪失にある。確固たる生き方の基準がないと衝動的な行動が増える。青年の育成には温かい支援が不可欠であり、人の心を動かすのは真剣さと情熱。誠実さと粘り強さが信頼を生む。人生は己の惰性と油断との戦い。敵は外ではなく己の中にいる。青春とは弱さに負けず自らに挑戦し続けること。自分を制し、自分に打ち勝つことが、人生のすべてに勝利する鍵である。2025/03/04

wiki

10
再読。「悪に騙されてはいけない。奸智を見抜けぬ人のよさは、正義の無残な敗北の原因となる」168p。これを、この著者にしていうのだから、千金の重みを感じる。「現代社会の不幸の元凶は、人間生命が尊厳なる存在であるという、本源的な考えが欠如していることだ。この思考を欠いては、人間の復権はありえない。人間の尊厳とは、人間の生命、人格、個人の幸福を、いかなることのためにも、手段にしないということである。そして、それを裏付ける大哲理が世界に流布されなくては、本当の人類の幸福も平和もない」288p。この思想を広めたい。2020/10/07

wiki

3
「君よ、わが弟子なれば、今日も、三十年先のために、断じて戦い進め。君の後にも、多くのわが弟子たちの、陸続と進みゆくことを、忘れないでいてくれ給え。君には、多大なる責任と使命があるのだ。その為に犠牲になったとしても、後輩の道だけは、堂々と切り開くことだ。祈る、健康と成長。 伸一」(393p)。もう弱音を吐いていいような若さでもないが、失敗すれば敏感に凹む心を出す先なく抱える弱い自身。本書の中には、何もかわらず励ましを続けてくれる、伸一という登場人物がいる。読み進め、はた引用の励ましの言葉に突き当たる。感動。2025/03/27

Norimasa Saito

3
1967年(昭和42年)が舞台。会長就任7周年であらゆる事業を立ち上げていく。伸一の会員への比類ない愛情が創価学会を躍動させていく。人への励まし、祈り、そして、郷土愛が地域の発展となる。大都市ではなくあえて小さな地方都市を廻って激励する伸一の行動、1番苦労している地域を大事にする人間愛が描かれていく。初代牧口常三郎の獄死を日本国最大の汚点と断じ、日本国憲法を尊重していく考え方も表される。学会の平和主義の淵源に触れた思いがする。2019/03/12

wiki

2
「苦労して当然である」との心意気でいけとある。自分の状態で嫌だなと反発したりもする。使命を歩む人物の気概だと捉える事もある。どうも読み手によって随分と感じ取れるものが違うらしい。学園設立や識者との対談など、現在の学会の萌芽を感じる巻であった。2016/05/31

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