内容説明
戸田城聖の後を継ぎ、創価学会第三代会長となった山本伸一の峻厳な「弟子の道」が綴られている。日蓮大聖人の仏法のヒューマニズムの光をかかげて、世界を舞台に繰り広げられる民衆凱歌の大河小説。
<各章の概要>
【入魂】1972年「地域の年」。伸一は勝負の時と決め、大学会や東京各区、沖縄等の同志に入魂の指導を続ける。
【対話】欧米歴訪へ出発。5月、歴史学者トインビー博士をロンドンの自宅に訪ね、「21世紀への対話」を開始。文明論、宗教論など多岐にわたった談論は2年越し延べ40時間に。伸一の「対話の旋風」が始まった。
【羽ばたき】7月豪雨で被災の友を激励。10月、本門戒壇となる正本堂が完成し、全世界の同志と共に慶祝。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
10
トインビー博士との対談。正本堂破壊と激動の巻。2024/02/14
wiki
9
入魂の章。2021年の"時"と1972年当時の"時"のあり方が似ている。曰く同年は「広宣流布の未来への壮大な流れを決することになる、極めて重要な一年」と。予定されていたのはトインビー博士との対話や正本堂の建立など。本年も創立100周年まで残り10年、就中最重要の年だ。伸一が隣に居れば何を語るか。真剣に読む。本書では、特に正本堂の経緯や状況は事のほか丁寧に描かれている。当時の苦闘、真心、歓喜、協力。後年の日顕の所業がどれほど酷く狂気であったか。対比されて、その悪を克明に炙り出してあまりある。書は永遠に残る。2021/01/02
こうきち
3
トインビー対談。正本堂破壊。 悪は、自身の歴史を残さない。 だからこそ、学会が残すのだ。永遠に。 この連載の当時より、日顕宗にたいする記事は減りましたね。 もはや、偽札としても機能していないのだろう。 しかし、この悪行を永遠に許さないことが、悪をはびこらせない、戦いなんだと思う。2016/01/21
まっちゃん
3
困難や悪条件をかかえているということは、それだけ使命が大きいということである。その障害を克服し、勝利した時には、同じ苦悩をもつ人々に、いや万人に、新しき勝利の大道を示し、希望を与え、活力を与えることになるからだ。ゆえに、決して困難にひるむな!逆境にたじろぐな!それは人間王者となるために、自らに与えられた貴重な試練であり、尊き使命なのだ。2014/12/27
カーメンホワット
3
またフセンだらけになってしまった。なんで面白いのだろう?庶民が生命力豊かに災害やら貧乏やら差別やらを乗り越え見返していくからか?災害に強い学会の原点をみた一冊2014/08/20