内容説明
戸田城聖の後を継ぎ、創価学会第三代会長となった山本伸一の峻厳な「弟子の道」が綴られている。日蓮大聖人の仏法のヒューマニズムの光をかかげて、世界を舞台に繰り広げられる民衆凱歌の大河小説。
<各章の概要>
【本陣】1973年頭から“盤石な本陣たれ”と東京各区に全力を注ぐ。人材育成の模範を願って兄弟会も結成。
【希望】創価女子学園が開校。伸一夫妻の慈愛に包まれ、乙女達は希望に燃え、伸び伸びと成長していく。
【民衆城】若き日、伸一が勝利の歴史を築いた荒川、墨田、大田……。今再び新時代を開く渾身の激励が始まる。
【緑野】郷土を人材の緑野に! 伸一は行く先々でサーチライトの如く人材を見つけ、地域の底力を引き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
23
「報恩を忘れることは人間性の崩壊につながる。人生の痛快さはどれだけ苦難を乗り越えたかで決まり、後継を育てるには自己犠牲の覚悟が必要。明日へ進む者には希望が輝き、それが若さとなる。人の評価は行動で決まり、振舞こそすべての結果を導く。肩書きに囚われず、ありのままの姿で関わる中に教育の本質がある。未来は今この一瞬の行動で築かれ、自他共の幸福のために生きる姿が人間の偉大さを示す。真実や哲学も人の振る舞いに現れる。2025/03/31
みゃーこ
11
創価女子学園創設。広宣流布の開拓者として一人一人の心に原点となる激励を東北の同士の胸に刻み込む。2024/03/17
wiki
8
二度目の読了。学園生は苦労が多い。そしてそれ以上に、幸福である。家族以上に愛し、大切に思ってくれる人がいるからだ。全ての悲しみを生き抜く力へと転じる"励まし"の無限の力を具に学ぶ。仏とは架空の存在ではなく、人間として最高の振舞いを貫く生命それ自体を指す。自身もこの生き方に一歩でも近づきたい。「人の心を変えるには、必ずしも、長い時間が必要とは限らない。人の心が変化するのは"瞬間"である。一瞬に一念を凝縮し、真剣勝負で挑む時、触発と共感の電撃が発し、人の心を変えていくのだ。懸命こそが力である。」云。一念億劫。2021/01/16
wiki
3
344pから347pにかけて、自分のことだと思って読もう、読まねば、と思う。こんなことを言ってくれる人が近くにいないから、本は良い。2016/07/26
Norimasa Saito
2
1973年(昭和48年)1月1日〜6月27日までの東京の再建、創価女子学園の誕生、地方の時代、リーダー論など描かれていく。①権力の魔性に打ち勝つ信心の激励②創価教育の真髄「偉くなる必要も有名になる必要もない。民衆のために尽くすことが全て」③「異体同心」団結は手段でなく目的そのもの。随所に人間学の至言がある。読むと生命そのものが躍動していく不思議な小説。2020/03/23
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