聖教ワイド文庫<br> 新・人間革命 〈第14巻〉

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聖教ワイド文庫
新・人間革命 〈第14巻〉

  • 著者名:池田大作
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 聖教新聞社(2007/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784412013544
  • NDC分類:913.6

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内容説明

戸田城聖の後を継ぎ、創価学会第三代会長となった山本伸一の峻厳な「弟子の道」が綴られている。日蓮大聖人の仏法のヒューマニズムの光をかかげて、世界を舞台に繰り広げられる民衆凱歌の大河小説。
<各章の概要>
【智勇】昭和44年5月3日の本部総会で、山本伸一は750万世帯の指標を示すとともに、過激化する学生運動について「第三の道」を開いていくよう学生部員に提案。やがて学生部員は新学生同盟(新学同)を結成する。学会の平和運動の先駆的試みとなった。
【使命】この年、女子部の看護婦(現・看護師)による白樺グループが結成。鼓笛隊はアメリカでのパレードに参加した。また伸一は、夏季講習会では、海外の友に、渾身の激励を重ねた。文芸部の結成式では、新しきルネサンスの担い手が陸続と育つことを願った。
【烈風】師走、伸一は急性肺炎による高熱と咳に襲われる。医師も危ぶむなか和歌山に入り、学会歌の指揮をとる。その激闘は全同志を鼓舞した。一方、言論・出版問題に事寄せ、国会まで巻き込んで学会と公明党への攻撃が沸騰。同志は烈風をはね返し、会員750万世帯を突破。伸一も体調の悪いなか、小説『人間革命』第6巻の執筆を再開した。
【大河】45年5月3日、伸一は、学会の組織形態について、紹介者と新入会者のつながりで構成されたタテ線を改め、地域を基盤としたヨコ線への移行を提唱した。さらに少年少女の人材グループ「未来会」のメンバーを激励する。9月、聖教新聞社の新社屋が落成。全国通信員大会で伸一は、通信員と配達員こそ新聞の生命線と訴えた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コウメ

25
勝利には懸命な努力が不可欠。幸福とは、どんな状況でも負けない魂の輝きであり、不幸の原因は他者や運命ではなく自身の弱さにある。信心は立場ではなく志がすべて。人生の勝負は50歳が一つの節目となり、真剣に努力すれば納得のいく結果を得られる。知性とは記憶力だけでなく探求心や創造性も含む。常に疑問を持ち考えることが大切。人格を磨き、信頼される人間となるために、自らの偏見やわがままに打ち勝つことが重要。」2025/03/04

wiki

10
言論問題。会長の謝罪会見にまで追い込まれた事件。『創価学会を斬る』なる偏見本が、選挙の時期に電車広告の大見出しで喧伝。不正を不正と言い、発刊中止を求める要請を逆手に録音して言論弾圧だなどとは、どれほど学会員が悔しい思いをしたことか。それを山本伸一は身命を投げ打ち矢面に立った。詳細は佐藤優『池田大作研究』に譲る。今は「マスコミに学会員が入り込んで陰で言論弾圧を云々」と批判もある。しからば仮にも斯様な権力を得たという学会員は、大偏見の中でどれ程の努力をし、信頼を結んでその地位を得たか。真実を直視すべきである。2020/12/22

wiki

6
「試練は、人の本性を暴き、淘汰する。ーー勇気の人か、臆病者か。正義の人か、偽善者か。信義の人か、背信の徒か」(276p)今この時にこの巻を読むに至った意味を反芻する。自身の原点の学生部を語る智勇、絶不調の身体で励ましを送る姿と参院選挙・言論問題の挑戦を描く烈風。乗り越えて新体制に移行せんとする大河。身に引き当てる。自身の環境もまた毎度毎度、違った角度の悩みを持ち、尽きない。いつもブレブレである。試練に弱いのである。伸一の励ましにあるように、果たして自分は目的感を把持しているか、などと反省しながら読み進む。2025/06/29

ねこ

4
「言論」や「表現の自由」の大切を学んだ。悪人が自分の地位や名誉、金を守るために真実を叫ぶ団体を弾圧する。そのために公然と民衆のプライバシーを侵害する。しかし一部のマスコミや政治家はそれを「表現の自由を守るための行為」であると平然と語る。これが許される社会を民主主義社会とは呼べない。私利私欲のために、マスコミや民衆を利用する「悪」とは断じて戦っていきたい。2012/09/04

Norimasa Saito

3
電子版で再読。1969年から70年。東大紛争に代表される学生運動を背景に、山本伸一の命懸けの激闘。「言論問題」への対応苦慮が丹念に描かれていく。苦闘の中。次代担う未来部の育成、聖教新聞社新社屋のオープン等未来を決する先手が打たれていく。この小説は現代史を通して自分自身を見つめ直すことができる。2024/08/27

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